22/SEP/2004 Departure
10時発のair asiaでKuala Lumpur国際空港(KLIA)へ。
話題の格安航空、初体験。
今回の旅はこのairの切符を取ることも大きなお題目だった。
(今回の切符はBKK-KUL往復で2700B、7,500円、値段は変動します)
機体はB737-300、通路を挟んで3列3列の仕様。
飛行機で全席自由は“生まれて初めて”。
窓際に陣取ったが、運良く隣が空く。
2時間ほどでKL到着。
なおair asiaは機内サービスが全て有料、
お腹減らしてる人は弁当持込でどうぞ。
空港から市内へはERLなる最新電車で30分、非常に快適。
KLセントラル駅でモノレールを見付ける。
これはガイドブックにも載っていない。
東南アジアの変化は早い。
*LRTなる電車で一駅乗車。
チャイナタウンの安宿を探して猛暑の中を歩く。
なんとかたどり着いて、そのまま爆睡。
目が覚めたのは夜8時。
急いで街に出るがスコール、バスに乗るが運転手に拒否される。
最後は徒歩でLRTの駅に。
数駅乗車後、モノレールに乗り換え、
ブキッ・ビンタン裏通りのジャラン・アローの屋台で食事。
ここは(後で気付いたのだが)屋台でビールが呑める貴重な場所。
24Hのネットカフェで書き込みを終え、
(ネットカフェもKL少ないように想う)、
タクシーで宿に戻る。
(*Light Railway Transit)
23/SEP/2004 the day 2 in KL
午前、まずはPetronas Twin Towerのふもと、*KLCCへ。
(*クアラルンプール・シティ・センター)
スリヤKLCCのタワーレコードでCDを漁る。
(ちなみにタワレコはタイからは数年前に撤退)
そのあとPetronas Twin Towerに昇ろうとするが、
午後に来てくれとタカビーに断られる。
ここは昇るのは無料だがいろいろ決まりがあるよう。
おとなしくネットで時間をつぶそうと再びブキッ・ビンタンへ。
モノレールもある、伊勢丹もある、手ごろなホテルも多く、
24時間のコンビニ、屋台街のジャラン・アローもある……
次にKLに泊まるなら、このエリアは間違いなく第一候補でしょう。
Twin Towerは結局(途中の)渡り廊下からの見下ろし。
88階建ての40階あたり、かなり拍子抜け。
Petronasとは国営の石油会社と初めて知った。
そうか、F1のザウバーペトロナスteamはここがsponsorか。
で、マレーシア・グランプリというわけ。無知とは怖いもの。
夜はバンサーのテラウイ通りへ。外国人が集まるPubなどが密集。
でもタイみたいに女の子が「いらっしゃーい」なんて呼び込むことはない。
タイが人気のある理由がイロイロ見えてくる。
帰りのタクシーを拾うのに30分は掛かっただろうか。
マレーシアの運転手は強気で愛想が悪い。
それさえ知ってれば値段が安いので利用価値は高い。
明日はシンガポールに移動。
KLモノレール内にて。
24/SEP/2004 to SINGAPORE
朝8時、列車に間に合うよう宿を出る。
最寄りのLRTマスジット・ジャメ駅では
用意されたfree新聞がどんどんなくなって行く。
ボクも一部入手。The Sunという英字新聞。
こんなに日常的に英語を読む人が居るとは……
これでは日本人との英語力を比べるべくもないだろう。
(マレーシア、シンガポールは確かに英語が通じ易い)
KLセントラル駅のマックで朝食を買い込む。
1番ホームだけがまったく違う場所で慌てる。
8:30、走り出す列車。シンガポールまでは6時間あまり。
車両はタイよりもはるかに綺麗。
鉄道とLRT、モノレールなどがしっかりと連結されているKL。
交通インフラにおいてはバンコクの数年先を行っている感じ。
国境が近づき、入国カードが配られる。
しかし列車の揺れでマトモな字が書けない。
おまけに気分が悪い、train sickness。
ジョホール・バル(JHB)で全ての乗客はいったん荷物を持って降りる。
シンガポールへの入国審査、20分以上掛かったように想う。
コーズウェイを渡って、“生まれて初めて”の列車による国境越え。
そして、14:45、シンガポール駅着。
タクシーで目標の宿へ向かう。
最初のホテルで「高い」と渋ると、隣のビルに連れて行かれる。
看板も無い穴場的な安宿発見、
それでも宿代は今回の旅、最高の\2,400。
今夜はアルビレックス新潟シンガポールの試合を観戦する。
2度目のシンガポールは免疫があるせいか、足取りも軽い。
見えるのはバックではなく“メイン”スタンドです
試合は0−3でアルビの快勝。
最終順位は10チーム中5位でシンガポールリーグ初参加の今季を終える。
ネット上で知り合った方々とも初めてご挨拶。
こういうのOFF会って云うのかな。
高いビールと高いタバコ(\600!)で祝杯、宿に戻る。
明日はJHBでアジアユース観戦、
サッカーな日々の始まり。
SMOKING CAUSES STROKE QUIT
喫煙は心拍停止の原因となります(タバコを吸うと死にます)
癌に侵された?内臓の生々しい写真付き。
正直、かなり気持ち悪いです。
これが先進国、シンガポール。日本もやがてそうなる?
25/SEP/2004 from SIN to JHB
宿を出て、パルコと西友の間を抜け、バスターミナルへ。
JHB行きバスを待つ列に付く。
“生まれて初めて”の車(バス)による国境越え。
(船、徒歩、列車、車と来て、次はバイクか自転車で国境越えか?)
ちなみにバス料金は2.4シンガポールドル。170円。
今日は土曜日、多くのシンガポーリアンがマレーシアに遊びに行くので
イミグレも道(コーズウェイ)も大混雑。
後ろに見える建物はシンガポール
出入国でゆうに1時間は掛かっただろうか。
マレーシアの入国審査を終え、外に出た時、
呼び込みに引き止められ、
ホテルも決まってなかったので、ついていくことに(まずい、白タクだ)。
結果は大ハズレ、ボラれて町外れの宿に。
宿を決める労力を面倒がるとこういう結果になる。
一休みして、また先ほどの中心街にタクシーで戻る。
さっきの白タクの4分の1の値段で到着。
(……こういうの経験? 勉強?)
JHBはマレーシア第2の都市だが、規模はKLと比較にならず。
散策した後、タクシーでスタジアムに早めに向かう。
ラーキン・スタジアムは設備はオンボロだが、
非常に見易い作りの、良いスタジアムだと想った。
何より、ここは日本が初めてのWC出場を決めた“伝説”の地。
「ドーハの悲劇」を経て、「ジョホールバルの歓喜」があった。
あの岡野のゴールデンゴールはここで生まれたのだ……
中央の長身がアネテ五輪にも行ったFW平山選手
よーく考えたら日本代表出場の国際大会観戦も“生まれて初めて”。
試合は、お目当ての日本vsネパール(3-0で日本勝利)よりも
その後の地元マレーシアvsヴェトナムの方が面白かった。
何で?と想うほど多くのヴェトナムサポーターがスタンドに。
その熱さもあって白熱のゲームとなった。
(結果は地元マレーシアが1-0で辛勝)
試合後、(現場のジョホールバル日本人会の人に聞いていた)
ラーキン・バスターミナルに徒歩で移動。
明後日のKL行き深夜1時発のVIPバスを予約する。
これであさっては試合終了まで余裕で観戦できる。
時間はもう深夜12時、宿に戻ろうと、
タクシースタンドで「*ハイアットリージェンシー」と声を掛けたら
いきなり10リンギッっと言い値・割り増し値段での返事。
メーター付いてるにもかかわらず、ですよ。
まったくどこまでこいつらは……
(*ハイアットの隣の安宿だったのです……)
26/SEP/2004 Holiday in Johor
今日は完全にfree time。
ゆっくり起きて、宿を駅前の中心地に替える。
JHBの宿は(シンガポールに比べ)値段も安く、
駅近くに集中している。
宿替え後、さて、JHB観光……という気には全くならず、
かといってバスに乗ってマラッカに日帰り、なんて気力も無い。
デジカメを持って歩ける範囲を散策することに。
おそらくJHBだけなら一日滞在で十分でしょう。
夕方には凄まじい雨、今日が観戦日で無くて良かった。
日曜の夜なので欧州サッカー中継を食堂のTVで見ながら夕食。
とにかくマレーシアは店にビールが見当たらない。
みんな甘いコーヒーを飲んでる。
ビール好きには相当辛い国。
値段は高いけどシンガポールの方がアルコールには寛容か。
(さすが中華国家、シンガポール)
相当地味な一日だったが、明日は日本vsマレーシア戦、
そしてその後、KLへ夜行バスという強行軍になる。
at Johor Bahru
27/SEP/2004 last day in Johor
今日も試合までは完全なoff、
宿を中心にネットカフェなどで時間を潰す。
日本戦は夜9時だが、その前のヴェトナムvsネパールも観戦しようと
5時過ぎにはスタジアム到着。
周りの出店はしょぼいので、しっかり食料買い込んで。
あ!ビール買うの忘れた。
選手入場。他国でも国家吹奏がジンと響く。
(余談ですがタイに住むと間違いなく国歌に対する認識が変わります)
試合はヴェトナムが失速、PA内のハンドでPK献上。
ネパールに0-1で逃げ切られて終了。
観客に日本人の姿が見え始め、いよいよvsマレーシア。
マレー人に囲まれての観戦になったが、試合は終始日本ペース。
マレーシアのミスも多く、自国サポーターも呆れている。
ボクの後ろのマレーシアン・サポーターが
ヤケ気味に「ニッポン、ニッポン」と連呼していた。
3-0、日本は予定通り決勝トーナメント進出を決める。
時間はたっぷりあったのでスタジアムで選手を追っかけてたら、
日本人バックパッカーに出会う。
バンコクから列車で来たらしい。ターミナルまで一緒に歩く。
彼はこのままJHBでサッカーを見るらしいが、
この町でどれだけ時間が潰せるか……
ターミナル到着。
ビールは売ってないので、コーラと買い込んだエビせんで出発を待つ。
深夜1時過ぎ、バスはJHBを出発……
28/SEP/2004 going back to BKK
ウトウトしていたら、4時半にはKL到着。
深夜だとはいえ、3時間半、KL−JHBはかなり近い。
何処のバスターミナルかいまいちはっきりしないので
24Hインド系食堂で時間を潰す。眠りが中途半端でキツイ。
電車が走り出したのが見えたので、店を出る。
ここはプドゥ・ラヤというKL中心部のターミナル。
まだ朝6時、バスターミナルでは多くの人が野宿状態。
ボクも横になる。
食堂などに行かず、最初からこうしておけば良かった
周りがざわつき始め、目が覚める。
もう時間は潰せないので、空港に向かうことにする。
時間はたっぷりあるので、格安コースで行くことに。
それは、KLセントラル駅からKTM(JRみたいなもの)でニライ駅へ行き、
そこからエアポートに止まる路線バスを使うもの。
時間はゆうに2時間は掛かった。
それでもバックパッカーや地元の人の利用も。
料金はKTM+バスで7RM、ERLが35RMだから5分の1の値段。
時間がある人、地元気分が味わいたいなら、これも面白い。
(スーツケースなどで移動の方にはお勧めできません)
改めて見るクアラルンプール国際空港(KLIA)、でかい。
そしてKLでも想ったが、日本語の案内板がやたらに目立つ。
マレー語、英語、その下に日本語ですよ、更に日本語のアナウンス……
これは空港のデザインが黒川紀章氏だから?
はたまた前首相マハティールのLook East政策のなごり?
エアーエイシアのカウンターでチェックイン。
ここで嬉しい誤算、
なんとKL空港使用税はチケットにインクルードされている、とのこと。
45RM。1500Bの航空券に500B近くの空港税込みは大きい!嬉しい!
(バンコクのドンムアン空港は相変わらず500Bを現金で払う)
飛行機は13:40分発、まだ3時間以上ある、
ちょっと行儀悪いけど、隅のベンチで横になって寝る。
その後出国審査へ。ペトロナスツインタワーの大きな模型がある。
やっぱりこれはKLの、発展するマレーシアの象徴なんですね。
Good-by, Malaysia. また来ます、お隣の国ですもの。
でも、やっぱりボクはタイかな。
これからそのタイに戻ります、ボクの街に……
(この頁、了)
この他にも<旅のダイアリー/写真>があります!
2004年3月のDiary/ダイアリーインデックスからどうぞ!
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