新年、 南タイの旅


1/JAN/2004

生まれて初めて日本以外で迎えるNew Year。
その日の朝、新年の朝、
ボクはカオラックという、プーケットの北にバスで2時間の
新興リゾートに居た。

このカオラックからは
タイで最高にキレイな海、といわれる
シミラン諸島への船が出ていることで有名。
小さな町なのですが、花火や爆竹などなかなか派手でした。
寒くない正月、正月気分まるでなし。
しかし新鮮。夏の正月。

宿を早朝にチェックアウトし、
カオラックからバスで2時間半、
クラビに到着。
クラビの日本料理屋でネットと昼飯。
そこからさらに2時間、バスに乗ってトランへ。
はっきり言って田舎。
ネットカフェは探すこと30分以上。
旅にはVAIOを連れて来ていて、
その夜は大人しくホテルでLED ZEPELLINのDVDを見て寝る。


2/JAN/2004
翌日、タイ南部の中心都市・ハジャイへワゴンバスで移動、
2時間、150B(タイバーツ)、日本円で約420円。
ハジャイでの宿は中華系のKINGSホテル。
390B(1,100円)、もう少し安くしたかったのですが
正月、ハイシーズンだし、我慢。
エレベーターの鏡に映った自分を見て「少し太った? まずい!」
タイでは食べることが重要な楽しみのひとつ。
でも太るわけには行かない!
それじゃタイに来た大多数の日本人と同じ。反省。

一休みした後、
タイ航空へ歩いて行き、月曜日のハジャイ=プーケットの便を購入。
1,230バーツ。3,500円。
日本なら格安でしょうが、
タイ人生活レベルが確実に身に付きつつある
ボクには既に大きな買い物。
ハジャイはさすがに大きな街です。
わが徳島よりはデカイ。
でもうるさい。


3/JAN/2004
朝8時前にホテルを出て、
徒歩で鉄道ハジャイ駅へ。

列車に揺られること2時間あまり、イスラムの街・ヤラーへ。
(23B、60円! タイの鉄道はメチャ安い)。
ヤラーは駅前は雑然としてるものの、
そこから伸びた直線道路を中心に、
町がすっきりと区画整理されて、とても好印象。
こんな街もタイにあるんですね。
なんだか夏の札幌や仙台を思わせる……規模で言うと
東京の国立(くにたち)かな?
<*後で知ったことですが、このヤラー県は最近爆弾騒ぎで新聞をにぎわせている
危険区域だったのです。そんな雰囲気微塵も無かったのですが。
このような情報音痴では旅人失格。現地情報はしっかり入手のこと!>

食事をして再び列車2時間あまり(22B、60円)、
タイ最南端の町、
スンガイ・コーロクへ。
ここで生まれて初めて自分の足で国境を越えました。
(今回は生まれて初めてだらけ)

現在、マレーシアは日本人なら3ヶ月ノービザで入国可能。
気軽に訪れることの出来る国です。
マレーシア側の町の名はランタウ・パンジャン。
マレーシアに入ったら再びバスで1時間。
(3.2MRマレーシアリンギット、40Bほど)
コタバルという街で一泊。
あまりに疲れて、ホテルに入ったら熟睡。
起きたら夜中の1時!
それでも意地で起き上がりナイトマーケットで夜食。
しかしイスラム国家マレーシア、TVのボリュームは大きめだけど、
少なくともタイよりは静かです。


4/JAN/2004
午前、ホテルの近所を歩く。
車がマレーシア製のものも多く、タイよりも明らかに
バリエーションがある。
ネットカフェに入ってメールチェック。
なんだか速い。タイより回線が速い。感激。
タイって本当にネット後進国、早く何とかしてもらいたい。
12時ギリギリにチェックアウトしてバスターミナルへ。

再びランタウパンジャンへ向かう。
マレーシア・リンギットからタイバーツへの両替は出来ないというので
有り金すべてタバコ代に。
GOOD BYE マレーシア、また来るよ。

スンガイ・コーロクからはハジャイ行きワゴンバスを予約(150B、420円)。
店屋で古着Tシャツと
買ったばかりのマレーシア製マイルドセブンを物々交換。
ボクのずうずうしさもずいぶんドウに入ってきた。
余談ですが、タイではずうずうしくないと生きていけません。
タイ人になめられてなるものか。
4時間掛けてハジャイへ、荷物を預けておいたKINGSホテルで再び宿泊。


5/JAN/2004
朝、タイ航空(TG)オフィスの前からエアポートタクシーに乗って30分、
ハジャイ国際空港へ。
なかなか立派な空港。(わが徳島よりはデカい)。
ボーイング737でプーケット(HKT)まであっという間の45分、
眼下にはクラビやパンガーの美しい島々が見えました。
HKT空港から市内までは100バーツの乗り合いワゴンタクシー(ロットトゥー)。
いろいろたらい回しに寄りながら、やっとプーケットタウンのバスターミナルに到着。
バンコク(BKK)行きのVIPバス予約しようと思ったら、
またもや全部満席!!

385Bという格安のBKK行きチケットを買う、どんなバスになるのやら……不安。
何たって12時間以上乗るんだから、少しでもマシな車種で無いと。
ネットカフェでメールチェック後、トゥクトゥクをチャーター、
荷物を預けているMさん宅へ。
結局BKK行き手荷物は計6個に!

トランク、ギター、ラジカセ……こんなに荷物持って移動するの、生まれて初めて。
そう、ボクはこれからBKKに引っ越すのです。
お世話になったMさんに挨拶、
ほんとうにいろいろありがとうございました。
またHKTには旅行者として来ます。
これが本当に最後のHKT、
少し感傷的な気分になり車の上からデジカメのシャッターを何度も切る。
再びHKTバスターミナル、夕方5時半発のバスはやはりトイレなしの
普通バス(ただしエアコンはあり)……


6/JAN/2004
結局、ボクは15時間掛けてBKK入りしました。
昨年末に契約を済ませていたアパートに直行後、入室、
晴れて、BKKの住人となったのです。
正直疲れましたが、これで(12月初旬の旅行も含めて)
南タイの殆どの町は回ることが出来、
BKKへの引っ越しという大きな作業も終えることができました。
HKTのMさんをはじめ、
いろいろ協力、アドバイスくださった日本人の
方々に改めて御礼をもうしあげたいと思います。
さて、本当の勝負はこれから。
2004、どうサバイバルしていくか。

<了>

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