全曲英語のFor God's Sakeはいつでもリリース出来る状況にあった中、セークはタイ国内でSek Loso The Collectionを発表する(2005年6月)。
この新譜は新曲4曲。バードセークから3曲。さらにパンティップのパンクバージョン、M-150のCMソング。そしてLOSO時代の音源リマスター6曲のいわばベスト的なコンピレーションアルバム(全15曲)となった。
*個人的には当時はなんでこんな形で?と想っていましたが、こうしてセークの当時の変遷を見て来ると、このthe Collectionには英語の歌詞こそないもの、セークの世界進出の経緯の一端が見え隠れします(実際本作のM-01、05、06はオーウェンモリスと制作した音源)。またGO INTER計画とともに国内のGMMグラミーとの契約も履行していかなければならなかった状況も想像できます。
この時期、セークは先の米South By Southwestフェスに続き、英国のthe Glastonbury FestivalやPatti Smith's Meltdown at Royal Festival Hall(05年6月)などの海外公演も行った。
元オアシスのギタリストBoneheadは米でのいくつかの公演のあとバンドを離れたので、急遽タイ人のTom LOSOことVorabut Tiaprasertをタイから呼び寄せた。Tomはこうしてレギュラーメンバーとなっていった。
*このトムが参加した時期のライブをチェンマイとバンコクで見ています。非常にクオリティ、テンションとも高かったライブと記憶しています(バンコクではSEK LOSOワールドツアーとプリントされたTシャツも購入しました…)。
・SEK LOSO live in Mandalay(チェンマイ)(15/AUG/2005)
・SEK LOSO at Hollywood Rachada(バンコク)(25/AUG/2005)
この、エリック、トム、クリスの3人を率いた時期は翌06年10月まで続いた。米ツアー時にバンドを離れたBoneheadはその後も時々ゲスト参加し、05年12月バンコク・ワールドトレードセンター屋外でのコンサートにも出演した。
そして、2006年。
セーク(The New LOSO)は初めての中東でのコンサートも実現(1月バーレーン首都マナマthe Delmon International Hotel )、4月にはインパクトアリーナで Big Ass、 Bodyslam、 Lanna Commins、PotatoとのM-150コンサートに参加し、この模様は6月にライブVCDとして発売された。
SEK+Eric+Tom+Chrisによる唯一の公式ライブ映像/Sek Loso Live at M150 (2006-04-23)
さらに7月、全曲タイ語の新曲ばかりのアルバムBlack & Whiteを発表、セークはロックアーティストとしての底力を見せつけた。
その7月末ニューヨークで行われたタイミュージャンによるロックオペラ公演でPruノイと舞台上で大げんかをする事件など波乱もあったが、9月からはBlack&Whiteアルバムプロモート国内ツアーを開始。
タイTV生放送の7chコンサートではオリジナルLOSOメンバーであるラットが飛び入りで参加。ラットはその後クリスに替わってレギュラーベーシストを務めるようになる。
・SEK LOSOの7ch Concert (2006-09-16)
・チェンマイ冬祭りでのLOSO公演(ベースがラット)/SEK LOSO live at Chiangmai Winter Festival(2007-01-09)
For God's Sakeですが…結果として(日本のファンの前には)2007年にiTunes Music Storeで披露されることになりました。
むろん憶測でしかありませんが、海外での大きな契約が実らなかった、と見るのが妥当でしょうか。実際CDとしてどこかの国で発売された、という情報は入手できていません。
しかしこうやって2004年から延々と続いた経緯を振り返って行くと、これらの中でSekの出来たこと、出来なかったこと、いろいろな状況が見えて来て、一言では言い表せないモノがあります。
広義に解釈すればSekのGO INTERはいまだ進行中ということなのでしょう。
今後もタイロックのカリスマ、Sekに注目して行こうと想います。
(author 匠武士 Sek Loso episode/セークLOSOヒストリー2004-2007)<終わり>
FOR GOD'S SAKE(2007/iTunes Music Store)
01.Eat You
02.I Wish I Could
03.In The Air
04.Regency
05.Exactly
06.Tiger
07.Just Wonder
08.She's So Sexy
09.English School
10.All I Need Is You
11.Love Is My Religion
新カテゴリー:SEK LOSOヒストリー2004-2007
この新譜は新曲4曲。バードセークから3曲。さらにパンティップのパンクバージョン、M-150のCMソング。そしてLOSO時代の音源リマスター6曲のいわばベスト的なコンピレーションアルバム(全15曲)となった。
*個人的には当時はなんでこんな形で?と想っていましたが、こうしてセークの当時の変遷を見て来ると、このthe Collectionには英語の歌詞こそないもの、セークの世界進出の経緯の一端が見え隠れします(実際本作のM-01、05、06はオーウェンモリスと制作した音源)。またGO INTER計画とともに国内のGMMグラミーとの契約も履行していかなければならなかった状況も想像できます。
この時期、セークは先の米South By Southwestフェスに続き、英国のthe Glastonbury FestivalやPatti Smith's Meltdown at Royal Festival Hall(05年6月)などの海外公演も行った。
元オアシスのギタリストBoneheadは米でのいくつかの公演のあとバンドを離れたので、急遽タイ人のTom LOSOことVorabut Tiaprasertをタイから呼び寄せた。Tomはこうしてレギュラーメンバーとなっていった。
*このトムが参加した時期のライブをチェンマイとバンコクで見ています。非常にクオリティ、テンションとも高かったライブと記憶しています(バンコクではSEK LOSOワールドツアーとプリントされたTシャツも購入しました…)。
・SEK LOSO live in Mandalay(チェンマイ)(15/AUG/2005)
・SEK LOSO at Hollywood Rachada(バンコク)(25/AUG/2005)
この、エリック、トム、クリスの3人を率いた時期は翌06年10月まで続いた。米ツアー時にバンドを離れたBoneheadはその後も時々ゲスト参加し、05年12月バンコク・ワールドトレードセンター屋外でのコンサートにも出演した。
そして、2006年。
セーク(The New LOSO)は初めての中東でのコンサートも実現(1月バーレーン首都マナマthe Delmon International Hotel )、4月にはインパクトアリーナで Big Ass、 Bodyslam、 Lanna Commins、PotatoとのM-150コンサートに参加し、この模様は6月にライブVCDとして発売された。
SEK+Eric+Tom+Chrisによる唯一の公式ライブ映像/Sek Loso Live at M150 (2006-04-23)
さらに7月、全曲タイ語の新曲ばかりのアルバムBlack & Whiteを発表、セークはロックアーティストとしての底力を見せつけた。
その7月末ニューヨークで行われたタイミュージャンによるロックオペラ公演でPruノイと舞台上で大げんかをする事件など波乱もあったが、9月からはBlack&Whiteアルバムプロモート国内ツアーを開始。
タイTV生放送の7chコンサートではオリジナルLOSOメンバーであるラットが飛び入りで参加。ラットはその後クリスに替わってレギュラーベーシストを務めるようになる。
・SEK LOSOの7ch Concert (2006-09-16)
・チェンマイ冬祭りでのLOSO公演(ベースがラット)/SEK LOSO live at Chiangmai Winter Festival(2007-01-09)
For God's Sakeですが…結果として(日本のファンの前には)2007年にiTunes Music Storeで披露されることになりました。
むろん憶測でしかありませんが、海外での大きな契約が実らなかった、と見るのが妥当でしょうか。実際CDとしてどこかの国で発売された、という情報は入手できていません。
しかしこうやって2004年から延々と続いた経緯を振り返って行くと、これらの中でSekの出来たこと、出来なかったこと、いろいろな状況が見えて来て、一言では言い表せないモノがあります。
広義に解釈すればSekのGO INTERはいまだ進行中ということなのでしょう。
今後もタイロックのカリスマ、Sekに注目して行こうと想います。
(author 匠武士 Sek Loso episode/セークLOSOヒストリー2004-2007)<終わり>
FOR GOD'S SAKE(2007/iTunes Music Store)
01.Eat You
02.I Wish I Could
03.In The Air
04.Regency
05.Exactly
06.Tiger
07.Just Wonder
08.She's So Sexy
09.English School
10.All I Need Is You
11.Love Is My Religion
新カテゴリー:SEK LOSOヒストリー2004-2007