FAT FES 7 レポート

2007年11月23日

独特のまったり感は貴重な存在/Buddhist Holiday LIVE at Fat Festival 73

Fat Fes 7、レポートのシメは久々観たブディスト・ホリデイを。
ボクは2年前のFAT以来のLive観戦、サポートメンバーには新たに女性ドラマーが参加。このサポートがなかなか良かったです。周りの音をしっかり聞き、バンドのカラーを崩さず、丁寧に叩いていたのが好感が持てました。

1_buddhist

「元気の無いゆらゆら帝国」って言ったらバンドからは怒られるかもしれませんがw、このまったりした感覚は、やたらと元気の良さやオシャレなソフトさを強調するタイのバンドが多い中、かなり新鮮。
ヴォーカル・キティの透明感のある声もオリジナリティ高し。アメリカというよりブリティシュな響きを持ったロックバンド。
そうなんですよね。いわゆるソフトロックじゃなくて、あくまでブルースロックなところもブディストの面白いところ。
キティのソングライティングに磨きが掛かれば、タイ音楽界での存在感もグンと増すでしょうし、サバイヴしていけると想います。応援したいですね。
ソニーから出た1stに続くアルバムはもう準備万端と聞きますが、発売はメジャーはたまたインディーズになるのか? 楽しみに待ちたいと。


於)2007年11月11日(日)インパクト・チャレンジャーホール stage5 15:00〜


さて、今回で7回目のファット。
会場を転々として流浪のイベントだったのが今回は2年連続して同じ場所で開催。毎回問題視されたイベント進行・運営もかなりこなれてきたと想うし、このままなら来年もこのチャレンジャーホールで行うのでは?との予感。
今回はリンキンとのバッティングで集客的にも辛かったかもしれないが健闘しましたね。
3_stage3
屋外のステージ3では主に新人バンドが。

4_jibeta
地べたに座ってCDを売る……

5_stage2
カイジョーブラザースなどが出演したステージ2。喫煙スペースがあります。

もう一方のタイの大規模ロックフェス、毎年3月に行われるパタヤ音楽祭が年々尻すぼみ状態なので、このFAT FESTIVALにはぜひ息を長く頑張ってもらいたいです!!

<FAT FES 7 レポート・終>
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2007年11月18日

ジラサックatサキソフォン・FATフェス出張所……/Maew Jirasak LIVE at Fat Festival 72

初めて見たニコルの旦那メーウ・ジラサックのライブ、仮にタイトルを付けるなら「ようこそサキソフォンパブ・FATフェス出張所へ」だろうか。サクソフォンとはBTSアヌサワリー駅にある超有名なジャズバーのこと。
今回のライブ。ジラサック以外のドラム、ベース、キーボードのバック3人はT-BONEを中心としたメンバー。T-BONEはサクソフォンの顔。そして演奏したのは100パーセントのジャズ。
デカいハコものギターを抱え、JAZZ特有の複雑なテンションコードを鳴らし、ソロではジョージ・ベンソンさながらにギターとユニゾンで歌う。
おい、ジラサック、あんた7弦ギター抱えてスティーヴ・ヴァイばりのヘヴィ・ロックやってたんじゃなかったっけ?
1maew_main

そんな複雑な気持ちでずっとステージを見続けるボク。
しかしあとで情報を聞くと、ジラサックは元々サキソフォンでこのメンバー達とやっていた経験があるらしいのだ。
「じゃ、メーオ、あんたは売れるためにロックやってたの?」
かなり冷静な観客の反応をよそに、Y not 7やアサニーワサン(♪タンタンティルー)のナンバーを完全ジャズ・アレンジで楽しそうに歌っているメーオを見ると、まあ、それもひとつの人生かと。
2maew_yubi
ピックをおでこに貼り付けてギターを楽しそうに指で弾くジラサック……貴方が楽しいのならこちらは何も言うことはございません……

でも想うのだ。
タイにはクロスオーバーは無いの? どうしてロックからジャズにひとっ飛びしてしまうの? その間を埋めてよ。スティーリーダンは何のために存在したの? プログレは? キング・クリムゾンって知らない? ♪21世紀の精神異常者なんてジャズだよ。優れたロック・ミュージックでもあるけど。
どうしてタイは……


これからもジラサックはジャズを続けていくのか?
それともまた突然ロックに復帰するのか? 仮にそうなっても、それもいかにもタイらしい。
だからこの一見浮きに浮きまくったジラサックのFATのステージも、実にタイらしいステージなのだ。

(下写真)サポートしたベースは、ボクがタイ最高のポップ・ベーシストとして敬愛してやまないNor。今回のFATではジラサック以外にもクレッシェンドやPauseトリビュートなどでも大活躍。
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於)2007年11月11日(日)インパクト・チャレンジャーホール stage1 17:00〜
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2007年11月16日

もはや世界基準!?パラドックス/PARADOX Live at Fat Festival 74

ファーレンヘイトの出番の頃から観客のざわめきが聞こえる。次のパラドックスへの期待感だろう。やはりライブバンドとしての人気はタイ随一。
♪かわいいブンちゃん、から始まるショーはここ1年で出来たスタイル。新鮮さは薄れてはいくが、それに反比例して、着実にバンドとしての技量を上げていく4人が居る。それが楽しい。
ますますパワフルになってきて骨太の音を聞かせるドラムのジョイ。一番の年下だが成長度合いならおそらく彼が一番。ただデカい音!(タイに多い)というだけなく、しなやかさ、切れ味を忘れてないのが良い。
1_3shot_paradox

ヴォーカルのターもレスポール・スタイルのギターで定着したよう。ギター自体にパワーもあるんだろうな。彼のリズム・プレイはパラドックスの重要なパート。
ギターのビッグはパラポンのバンドに参加するなど外部に出たことも良かったのだろう。ギブソンSGを寡黙に着実に弾いていく。
そして、ベースのソン! 彼の変幻自在なプレイスタイルには本当に驚く。以下の写真は親指で弾いている様子。

2_bass_son

ボクもバンド時代、ベースの親指弾きにチャレンジしていたことがあるけど、自分の感情をより細かく音に反映させたい場合、親指を使うとそのニュアンスがより出やすい、という感覚はある。しかし見よう見まねだけではなかなか難しい。日本だと巨匠・細野晴臣氏が親指弾きで有名。
ソンは3フィンガー、そしてピック弾き、チョッパーも織り交ぜて幅広いベースプレイをする。
こういう変態コスチュームに目を奪われがちだが、彼のプレイ、かなり手堅いのだ。というか単純に上手い。

シンプルなロックンロールにサービス精神満点のハチャメチャ・ステージ。個人的にはパラドックスはタイで最も世界進出に向いたバンド、と想っている。

於)2007年11月11日(日)インパクト・チャレンジャーホール stage1 14:00〜

3_hiki
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from BANGKOK, FAT FESTIVAL 7 #15

タイ最大級のロック・フェス、ファット・フェスティバル会場よりご挨拶
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podcastオレンジ
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2007年11月15日

テンのギターに魅せられて/TEN & Smile Buffalo Live at Fat Festival 74

ある意味、今回のファットで最もお得感の高いライブでした。初めて実際に見るテンのギタープレイ、良かった!
タイ・オルタナ創世期にデビューし、人気を博したスマイルバッファロー。残念ながらバンドはその後分裂してしまいましたが、2004年にはギターのテンが才能溢れるソロアルバム「Ten Solo」を発表。
2005年には中心人物のテンとベースのディットが新バンド・スナイパーでアルバム発表するなど着実に音楽活動を重ねてきました。
今回のFATでのライブは丁度モダン・ドッグの裏の時間で集客的には難しい時間、おまけに何かの不都合でスケジュールも変更され、結局予定より1時間以上遅れた夜8時にライブスタート。本当にボクも見られたのが奇跡のよう。でも3年越しの願いがかなって本当にラッキー。この感覚はつい先日大阪タイフェスで初めてタイ・タナウットを観られた想いに通じます。

テン

サンバーストのレスポールをやや高めに構え、サポートのギタリストにワウ・カッティングなどリズムを担当させ、テンはここ一番のオブリやソロを存分に聞かせてくれます。
他のタイ・ロックアーティストとは違い、色も白く細面で、ナイーブな感覚でギターを鳴らしていく姿は実に新鮮。ギターの音色も歪みも薄く(暴力的でないw)スーッと伸びていく心地イイ音。テンは当然メインヴォーカルを担当したのですが、繁茂にギターの手元のボリュームやピックアップセレクターを変えていって、その姿はまさにギタリストでしたね(足元のヴォリューム・ペダル使うのはロックじゃない!?・笑)

繊細なギター感覚を持ったテンは、セーク・ローソーやタイ・タナーウットとはまた一風違った「タイの歌えるギタリスト」、貴重な存在ですね。いや、好きだな、テンのギタープレイ。一番好きかもしれない……
ライブは4曲ほどであっけなく終了したのですが、今回はベースのディットに加え、キーボードも旧smileのメンバーで、これでドラムさえ戻ってくれば完全再結成という状況。
スマイル復活は正直あまり興味は無いですけどwテンのギタープレイを生で見られる機会が増えるのなら、ぜひ復活して欲しいな!!

於)2007年11月11日(日)インパクト・チャレンジャーホール stage4 20:00〜
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2007年11月13日

すべては彼女次第……/Fahrenheit LIVE at Fat Festival 73

7cコンサートなどTV放送では見たことあるものの生観戦は初めてのファーレンヘイト
ドラムYai(Loso), ベースRat(Loso), ギターPhichet(Y Not 7)という豪華なラインアップを売りに2005年1月デビュー。

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バンドキャリアとしてはおよそ3年経過したわけですが、その間にベースが元タクシーのエークに。
そして今回ギターも(どこかでみたことあるんだけど思い出せない人に)替わっていて、オリジナル・メンバーはヴォーカルの女性とドラムのみに?(いきなり下世話な話ですけどこの二人、男女の関係ではないかと……??)。

もうこのバンドのカラーというか評価は、センターの彼女の評価そのままになるので、正直当初は「何でこの娘がヴォーカル?」という世論は避けられなかったとも。
その彼女(名前も知らずにごめんなさい!)、今回確認した限り、ずいぶんロックヴォーカリストとしてのたたずまいは身に付けてきたかな、と。サマになってました。成長の跡が見えました。でも、満足とまでは言い難いので、更なる努力を。

ベースがエークになったことはバンドとしてはよりハードなロック志向を目指せて、良い交代ではなかったかと個人的には想います。エークもタクシー時代は一番年下ということもあって、レッチリのベース・フリーをコピーするような、やんちゃなアクションが多かったですけど、ここではロック・ベーシストとしての風格が、主張が見えてきたな、と。
2_aek
ギブソン・ファイヤーバードのピック弾きスタイルで図太い音を出すサマはカッコ良く、キマってました!

そのエークとリズムを支えるドラムのヤイ。彼はやはりタイを代表するロック・ドラマーですね。バラードなどの聞かせるドラムもきっちり身に付けて、さすがです。
ギターの人はあまり印象に残らなかった……ピチットが見たかったというのが正直な感想。
ライブはガンズ・アンド・ローゼズの『スイート・チャイルド・オブ・マイン』などカヴァーもまじえ、5曲ほどで終了。
このバンドはエーク&ヤイが刻むロック魂を楽しめればそれで良し。

於)2007年11月11日(日)インパクト・チャレンジャーホール stage1 14:30〜

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2007年11月12日

注目のハングマン登場!/HANGMAN Live at FAT FESTIVAL 74

FATのライブ・レポ、出し惜しみをするのもナンなのでw、いきなりこのバンドから!

昨年Mr.Silly Foolsでありながら、自分の信仰する宗教上の問題でバンドをひとり脱退したヴォーカリスト・トーが結成、つい先日デビューしたばかりの新バンド・ハングマン
FATメインステージのオオトリにもかかわらず観客の数はいま一歩。タイの人は、ハングマン名義じゃ分からないのでは? でも観戦側には好都合。時間も予定通り9時過ぎにそのショーは始まった。

hangman
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2007年11月11日

満足!のFAT FES、2日目/2nd Day of FAT FESTIVAL 7

タイ最大級のロックフェス、ファット・フェスティバル、3年連続の観戦果たして来ました!

FAT
本日見たバンド、
The cat cat cat、FahrenheitParadoxBuddhist Holiday
Armchair、シー・タオ・トー、Crescendo、メーオ・ジラサック
テン(withスマイル・バッファロー)、カイジョー・ブラザース、ハングマン……全部で11バンド。
結論としては非常に満足しています! 去年の最期は覆面ヴォーカルでトホホでしたからね。
太字のバンド中心にレポートしてみようと想いますので、こうご期待!
テン、ギタリストとして最高。トーの復活はT-POP界にとっても非常に大きい。復帰を祝いたい!

参考資料:
FAT FES 5(2005年)特集
FAT FES 6(2006年)レポート
taideomou at 23:01|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2007年11月10日

FAT FES初日は……/1st Day of FAT FESTIVAL 7

いやあ、バンコク涼しいですよ、良い気候です。
今日、バンコクの中心部までは出たんですがイロイロ考えた結果、インパクトには行きませんでした。正直何が何でも観たいアーティストが居ないし、それなら明日パラドックスからハングマンまでの8時間!に備えると。
ハングマン終わった頃、場外に出たらリンキン・パークの音、まだ聞こえますかねえ。11時ぐらいまでリンキンやるハズだから聞こえるかな。今回前座にFUTON,Retrospect,Slot machineに Ebolaまで引き抜かれて、タイのバンドをまとめて見られるこの大切な機会に、元気のいいバンドを4つも奪われて、はっきり言ってすごい迷惑なんですけどw。
初公演ならともかくリンキン、タイでは2回目ですからね……
LINKIN
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タイフェス報告をチェック!
いつものダーです
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Sound about…(Da Endorphine)
new前作より1年、ダー・エンドルフィンの4thオリジナル。いつものコブシ、たっぷり聞けます。
匠武士の寄稿
newGPAバンコクさんのニュースレターVol.50にプノンペンに行ってみた!を寄稿しました!
Vol.49チェンマイ・ロイクラトン 世紀のヴィジュアル・イベントに遭遇!(動画あり/要Quick Time)、Vol.48オシムJAPAN追っかけ日記AFCアジアカップ2007、Vol.44映画館に行くなら、日本よりもタイ!?等も公開中です。
例えばこんなタイアーティスト
その歌声はタイの宝
bird Simply Bird('Bird' Thongchai Mcintye) new天性のリズム感と突き抜けていく歌声。本当に「歌が上手い人」と言い切れるタイのスーパースターバードの新譜。
2007年、T-POP代表作
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Save My Life(Bodyslam)
new前作Believeから2年半、よりスケールをアップさせたボディスラムの完成度の高い新作。あまりの作り込みにLIVEでの再現性やいかに?
大阪でタイを感じタイ!
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5th Thai Festival OSAKA
2007年9月29-30日 大阪天王寺公園

GMMコンサートは予想外の面白さ! コンサート中心にタイフェス大阪をレポート!
10月20(土)、21(日)には同じ大阪・堺市でもタイフェス開催されました
日本で楽しむタイもオツ。
3人+1で復活
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Silly Fools-Mini (Silly Fools)
カリスマVoトーの抜けた新生Silly Fools、決意の一枚。
英語で全5曲、Miniアルバム仕様。
真価問われる2枚目
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Rose Line(Rose Sirintip)
タイでは珍しいギター弾き語り女性シンガーロースの2ndアルバム。
その歌声は独特の世界を醸し出す。
2006 タイ ベストアルバム
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BLACK & WHITE(SEK LOSO)
タイROCKのカリスマセーク・ローソーが放つ満身の力作!
格が違います。
アーティスト宣言
lanna3rd
happy trip(Lanna Commins)
チェンマイ出身の実力派ランナーカミンの3rdは予想以上の仕上がり。
今後のステージ活動にも注目が集まります。
チェンマイ発・日本語情報誌
chao65original
ちょっとディープな北タイ情報誌CHAO65号にソンサルンでボディスラムを観た!と題して寄稿しています。
同57号にはSEK LOSO live in Mandalayの記事を。
バックナンバー、手に入ります。
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