今回の紛争は長く続く国境問題はあくまでも紛争の一面に過ぎず、
ここには(かつて懇意だった)カンボジアの実質独裁者フン・セン(前首相、息子が現首相)とタイのタクシン家の強烈な確執、そして国境やプノンペンでの特殊詐欺事案(フンセン側近が指名手配)が強く結びついて、
複雑な国家的、政治的パワーバランスの揺らぎで起きたものとも言えます。
短絡的に「カンボジア人は許せん!(タイには多くの出稼ぎカンボジア人が居ます)」と、タイ国内で騒ぐのは、おそらく何の解消にも繋がりません。

「敵を外に作れば国内は表面上安定化する」
まるで北朝鮮のような論理に出たのかカンボジア…

国境紛争はスケープゴートか?
国民の愛国精神を煽って利用する為政者たちの暴挙。
泣くのはいつも一般国民…



以下、東亜日報記事
タイ首相ペートンタン氏が先月15日、フン・セン氏と交わした通話内容が流出したことで、タイでは反カンボジア世論が高まっている。ペートンタン氏は父親のタクシン元首相と親しいフン・セン氏を「おじさん」と呼んだ。また、国境地帯でタイ軍が適切に対処できていないとして自国軍司令官を酷評した。ペートンタン氏はフン・セン氏に「望むことはすべて叶えます」とへりくだった態度を取り、激しい批判を浴びた。この影響でタイ首相は職務停止状態となっている。

ただし、全面戦争に突入する可能性は低いとの見方が多い。両国とも国内の情勢が戦争を起こすほど容易ではないためだ。
BBCは「カンボジアは経済難、タイは政治的対立が深刻で、現状が全面戦争に拡大すると見る人は多くない」と分析した。タイが軍事力、経済力などでカンボジアよりも優位にある点もこの見方に説得力を与えているただし、ペートンタン氏をめぐる論議にみられるように、タイ政界の対立がしばらく続く可能性が高く、国際紛争に適切に対応するのが難しいとの指摘もある。

金聖模 mo@donga.com