報道によれば、本2月27日、タイ政府がタイ国内で拘束していたウイグル人数十名を中国へ強制送還した旨報じられています。

バンコクでは、
2015年にウイグル人を中国に送還した後、同年8月17日にパトゥムワン区エラワン祠近くのラチャプラソン交差点で、爆弾の爆発により少なくとも20人が亡くなり日本人を含む125人が負傷する事件が発生しています。
在留邦人及び渡航者の皆様におかれては、事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新情報の入手に努め、以下の対応に努めてください。

(1)特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、不特定多数の人が集まるため、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。

(2)地元メディアの報道のほか、「たびレジ」、海外安全ホームページ等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

【海外安全ホームページ】(外務省HP)
https://www.anzen.mofa.go.jp/
【安全の手引き】(当館HP)
https://www.th.emb-japan.go.jp/files/000207735.pdf

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500、696-3000
所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

中国には55の少数民族があり、それらの4つの自治区での「民族浄化」とも取れる漢族の移住を進めており、それに反発する勢力、テロ活動の可能性が絶えずある。
モンゴル自治区、ウイグル自治区、チベット自治区、チワン自治区

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タイ政府がウイグル人送還 カナダや米国が受け入れ打診もタイ側が中国に気遣いか
2025-03-07


タイ政府が先ごろ、長年にわたって身柄を拘束していたウイグル人40人を中国に強制送還したが、これを中国国内での当局によるウイグル人の扱いを非人道的と非難してきた人権団体などが批判している。

これに関連して関係筋がロイター通信に語ったところによれば、カナダと米国がタイで10年以上身柄拘束されているウイグル人48人を受け入れると伝えてきたものの、タイ政府は中国の反発を恐れてか、何も反応を示していないという。先のウイグル人強制送還への批判に対し、プームタム国防相は、「ウイグル人を受け入れるという具体的な申し出をしてきた国はなかった」と釈明していた。だが、複数の関係筋が、米国やカナダがウイグル人の受け入れをタイ側に打診していたと指摘している。