「特殊詐欺などはタイのイメージや評価を傷つける行為、これは政府による国家的決定」
ミャンマー側からは国境を超えて、ガソリンなどを買い求める人で溢れているとか。
しかし、この動きを察知した詐欺グループたちは、
国境の街ミャワディーやタチレクで既にラオスから電力を引いているとの情報もあり、まだまだ対決は始まったばかり。


【ミャンマー】ミャンマー国境詐欺拠点、タイが電力停止へ(NNA)
内戦状態のミャンマーのタイ国境付近における人身売買やオンライン特殊詐欺など違法ビジネスの問題で、タイの地方電力公団(PEA)のプラシット副総裁は1月24日、両国の治安当局と連携し、違法ビジネス向けと分かればミャンマー国境向けの電力供給を停止するとの考えを表明した。

 PEAは現在、
◇タイ西部カンチャナブリ県スリーパゴダパスの検問所—ミャンマー東部カイン(カレン)州パヤトンズ

◇タイ北部チェンライ県メーサイ郡バーンムアンデーン—ミャンマー北東部シャン州タチレク

◇チェンライ県ミャンマー・タイ友好橋—タチレク

◇タイ北西部ターク県メーソトのミャンマー・タイ第2友好橋—ミャンマー東部カイン(カレン)州ミャワディ

◇メーソットのバーンフアイムアン—ミャワディ
の5カ所でミャンマー側に電力を供給している。

 2023年には、在タイ・ミャンマー大使館の求めに応じ、ターク県メーラマート郡からカイン州の違法ビジネスの温床「シュエ・コッコー新都市(通称チャイナタウン)」とバーンメークマイタースンからミャワディ向けの電力供給を停止した。

 昨年には電気料金の支払い遅延を理由にチェンライ県チェンセンからタチレク向け電力供給も停止した。

 ミャンマー軍事政権は、国境付近でオンライン特殊詐欺が可能なのは隣国から電力とインターネット回線を調達しているからだと主張し、暗にタイを非難していた