憲法裁判所が次々とタイ社会に混乱を巻き起こす?

タイの憲法裁判所は8月14日、犯罪歴のある人物(ピチット氏/タクシンの元弁護人)を内閣人事に起用したのは「重大な倫理違反」として、セタ―首相の即時解任を命じた!
なんじゃそれ!?
 
ピチット氏は、タクシン元首相が絡む汚職疑惑で裁判所職員に賄賂を渡そうとし、有罪判決(法廷侮辱罪/禁錮6ヶ月)を受けていたという…
 
セター首相は元々タクシン派政党に所属。セター首相による内閣人事をめぐっては、軍に近い上院議員らが任命責任を問題視、提訴していた…

わずか就任1年で失職したセター氏は「裁判所の判断を尊重する」とするも、倫理意識に欠けた首相という判断には遺憾を表明。

副首相が暫定任務に就き、新首相、新内閣発足を待つ。

それにしても、タイ憲法裁判所は、8月7日にも選挙で第1党となった民主派の野党「前進党」に解党命令を出していて、裁判所を利用したクーデター? 憲法裁の判事は軍事政権下で選ばれて、タクシン派と長年対立してきた軍などの保守派の意向を受けた判決との見方もあり…

今後どうなる? 新首相は?