8月5日(月)16時 為替レート(バンコク銀行)
10,000円=2,425バーツ↑↑
(US100ドル=3,475バーツ↓)

ドル安・円高、加速!
8月5日、一時141円台と約7カ月ぶりの安値も
そして株価は世紀の令和大暴落、
ブラックマンデー(1987年)越え。
しかし、
ドルは対バーツにおいてはそれほど、、、
 
そんな大事件になっても思うのは、1バーツ4円(\10,000=2,500THB)でも全然イイのでは?
その新基準が定着、蒸着することを!
株価急落 4つの要因

株価が急落した要因は4つ。

【1,アメリカの景気減速への懸念】
先週発表されたアメリカの経済指標が市場の予想を下回り、さらに2日に発表されたアメリカの雇用統計も市場の予想より悪い結果となったことで景気減速への懸念が一段と強まりニューヨーク市場で株価が急落。

これを受けて東京市場でも株価が大幅に値下がりしました。

【2,円高ドル安の加速】
きっかけとなったのは先月31日に日銀が追加の利上げに踏み切り、植田総裁が会見でさらなる利上げの可能性に言及したことです。

日本時間の翌日1日にはアメリカのFRB・連邦準備制度理事会のパウエル議長が会見で、早ければ9月の会合で利下げが決定される可能性があると発言。

日米の中央銀行トップの発言で円高が一気に進みました。

円相場は先月上旬には1ドル=161円台まで値下がりし、31日の植田総裁の会見前には1ドル=152円台で取り引きされていましたが、その後、アメリカ経済の先行きへの懸念が強まったこともあって急速に円高ドル安が進みました。

5日の東京市場で円相場は午後3時すぎに1ドル=141円台まで値上がりしました。

日本の輸出企業が事業計画をたてる際に想定する為替レートは、現在、平均で145円前後といわれています。

この水準より円高が進んだことで、これまで円安の恩恵を受けてきた輸出企業などの業績に悪影響が及ぶのではないかという懸念が一気に強まり、これが一段の株安を招きました。

【3,中東情勢の緊迫化】
イスラエルと戦闘を続けるイスラム組織ハマスの最高幹部が訪問先のイランで殺害されたことを受け、イランはイスラエルによる攻撃だとして報復を行う考えを示しています。

このため投資家の間ではリスクを避ける姿勢が強まり、売り注文が一段と膨らみました。

【4,投機筋の仕掛け】
一方、株価がかつてないような急落となった背景にはこうした要因とは別に、
投機筋が短期的な取り引きで利益を確保するために先物取引やいわゆる空売りなどを通じて大量の売り注文を入れたのではないかという指摘も出ています。

株式市場では売り買いの前提条件を細かくプログラムに組み込んだいわゆる
「高速取り引き」によって相場が左右されているという見方もあり、株価の急落を助長するともいわれるこうした取り引きが今回どのように影響したのかも株価急落の要因を見る上での焦点となります。