3月28日(木)15時 為替レート(バンコク銀行)
10,000円=2,357バーツ↑

(US100ドル=3,604バーツ↑)

1ドル=152円目前。

この数値は1991年以来、
実に33年8ヶ月ぶりという円安水準。まだバブルの色が残る頃。
先週「マイナス金利」が終了。よくわかりませんが歴史的な円安に良いイメージはなく、、、
ドルはタイでも高くなってます。



1ドル152円も見えてきた マイナス金利は解除されたのに…円安が進むのはなぜ?生活への影響は?(東京新聞)


3月27日の東京外国為替市場は一時1ドル=151円97銭と、1990年以来34年ぶりの円安水準となった。
米国の経済指標が好調で高い金利水準が長引くとの見方に加え、日本の金融政策が当面緩和的な状況が続くという見方がある中で、27日午前に日銀の田村直樹審議委員が緩和を維持する発言をしたことで円を売ってドルを買う動きが一段と進んだ。
 午後5時現在は、1ドル=151円70〜72銭。日銀は3月19日の金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除したが、決定会合終了時点から、円安は2円ほど進んだ。
 日本政府は2022年10月、海外市場で円相場が1ドル=152円に迫った際に、約6兆円のドル売り円買いの為替介入を行っている。今後さらに円安が進めば政府が介入措置に踏み切る可能性があり、市場でも警戒感が強まっている。
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◆【Q&A】政策金利は低いまま 市場は「予想より遅い」とみた
 日銀が19日にマイナス金利の解除を決め、為替市場では円高に進みやすくなることが期待されましたが、実際には円安が進んでいます。その背景をまとめました。

Q 日銀が利上げしたにもかかわらず、なぜ円安が進んでいるのでしょう?
A 日銀は利上げしましたが、政策金利は依然、「0〜0.1%」と低いままです。さらに、日銀の植田和男総裁が決定会合後の会見で当面は緩和政策を続けると強調したことが為替相場に影響しています。金融市場では「金利引き上げのスピードは予想よりも遅い」(エコノミスト)と受け止め、日米金利差の縮小がそれほど進まないと予想。それが、円安を誘発しました。

Q そもそも、ここまで円安が進んだのはなぜでしょう?
A 新型コロナ禍が収束した後に世界的にインフレになり、米国などが急速な利上げを行う一方で、日本は大規模な金融緩和を続けたことで金利差が拡大したためです。貿易構造が変化していることも、ドルが買われやすくなる要因になっています。
  
Q 円安による暮らしへの影響は?
A 2022年には1ドル=115円台から150円台まで急激な円安が進み、輸入品を中心に物価が急上昇しました。さらに円安が進めば輸入品などが上昇する恐れがあります。野村総合研究所の木内登英氏は「1ドル=155円まで進む可能性はある」としていますが、22年より円安進行が急激ではないため、生活への影響は「それほどではない」とみています。(白山泉)