いつまでも日本=タイが友好国で有ることを!

GWに5カ国を歴訪中の岸田首相は、日本時間2日午後6時半ごろ、東南アジア最後の訪問国・タイで、プラユット首相と会談。
岸田首相「包括的戦略パートナーに格上げしてはどうかというご提案を、プラユット首相からいただいた。日タイ関係が、あらゆる分野で拡大していくとの指摘に、私も同意する」
「自由で開かれたインド太平洋」の実現を強く訴えるとともに、日本からの防衛装備品の輸出や、技術移転などについても意見を交わした。



インドネシア、ベトナム、タイ、イタリア、英国の5カ国を歴訪中の岸田文雄首相は2日、3番目の訪問先であるタイで、プラユット首相兼国防相と約2時間15分にわたり会談した。

 会談後、両首脳は署名式および共同記者発表に臨み、その後、プラユット首相主催の歓迎夕食会が行われた。

 岸田首相は首脳会談の冒頭、国際秩序の根幹をめぐる歴史の岐路に立っている中、「自由で開かれたインド太平洋」の実現や、ロシアによるウクライナ侵略、南シナ海情勢、ミャンマー情勢などの地域・国際情勢への対応において、タイとの連携を強化したいと述べた。

 岸田首相は「ロシアによるウクライナ侵略は、明白な国際法違反であり、国連憲章に反し、またASEAN(東南アジア諸国連合)憲章とも相容れず、厳しく非難する、力による一方的な現状変更は絶対に許容してはならない」と述べた。これに対し、プラユット首相は、ウクライナ情勢に関するタイの立場について説明。両首脳は、いかなる地域においても、主権や領土一体性の侵害や力による一方的な現状変更は認められないこと、また、大量破壊兵器による威嚇やその使用への反対で一致した。

 岸田首相は、東シナ海、南シナ海における力を背景とした一方的な現状変更の試みや経済的威圧に対して強く反対するとも述べた。

 岸田首相はまた、新型コロナウイルス感染症対策のためにタイに500億円の円借款を供与すると伝えた。

 首脳会談にあわせ、両国は「日タイ防衛装備品・技術移転協定」に署名した。日タイ両政府が参加する国際平和および安全に寄与するための事業、共同研究、共同開発および共同生産に係る事業または安全保障協力および防衛協力の強化のための事業などの実施のために必要な防衛装備品および技術に関する法的枠組みを設定するもので、今後、具体的な移転案件の協議を進める。

 タイは面積51.4万平方キロ(日本の約1.4倍)、人口6617万人(2021年、タイ内務省)、1人当たり国民総所得(GNI)1万7719ドル(2020年、世界銀行)。