【注意喚起】バンコク都内(トンロー地区)における詐欺被害の発生について(9月1日12時発メール)

・8月中、首都バンコクのトンロー地区において、台湾人を自称する人物が、邦人男性に「パタヤからバンコクへの移動中、財布や旅券をなくして困っている。5万バーツ貸して欲しい。」等と英語と片言の日本語で声を掛け、現金を口座から引き出させ、だまし取る詐欺事案が続発しています。

・同種事案は、過去にも在留邦人の方や旅行者の方を対象に度々発生しており、中には100万バーツの被害に遭われた方もいました。
※同種事案は、今後も発生することが懸念されますので、皆様におかれましては、昼夜を問わず、見知らぬ人物から声を掛けられても、決して油断することなく、特に見知らぬ相手が金銭的支援を求めてくる等、不審な言動があれば、相手の要望に応じることなく直ちにその場を立ち去るなどして被害防止に努めてください。

数年前から首都バンコクの至るところ、特にトンロー地区、スクンビット通り沿い、シーロム地区、サートーン地区で邦人の方が、台湾人を名乗る人物から声をかけられ、現金をだまし取られる事案が度々発生していますが、最近再び同様の事案が増えており、当館にも被害相談が多く寄せられています。

・最近の具体的な手口の一例として、自称台湾人、30歳後半から40歳位、チェンマイ在住、医師やレントゲン技師を装う人物(見た目は女性)が、トンロー地区において、一人で歩いている邦人男性に英語と片言の日本語を用いて、「パタヤからバンコクへのバスでの移動中に財布や旅券等を紛失して困っている。」、「旅券の再発行代等を含め、5万バーツ貸して欲しい。」、「自身の台湾の銀行から、借用した現金をあなたの口座に振り込むので、口座番号を教えて欲しい。」、「台湾の銀行からあなたの口座にお金を振り込みたいが、振り込みの最小額は、2千ユーロと決まっているので、追加として先に残り2万4千バーツほど振り込んで欲しい。」等と申し向け、現金をATMで引き出させたり、自身の口座へ振り込ませる等さ
せ、お金をだまし取るものです。

・犯人は、被害者とのやりとりの最中、連絡先や通信アプリ「LINE」を交換したり、自身の通帳を見せるなどして、相手を信用させるものですが、現金を貸し与えた後も、「さらに現金が必要である。」等と執拗にお金を要求してくるなどの特徴も見られます。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500、696-3000
FAX:(66-2)207-8511
所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)