タイで栄養ドリンク「レッドブル」の創業者の孫(38)が2012年9月にバイク運転中の警官をひき逃げし、死亡させた事件で、捜査当局は24日、容疑者を訴追しないことを明らかに

当時、創始者の資産はタイで3番目と言われていたとか。

いつまで続くのか、
タイの長〜く続く社会問題、超高級車には当てられた方が悪いという悪しき言い伝え、再び。

【バンコク時事】タイで栄養ドリンク「レッドブル」の創業者の孫ウォラユット容疑者(38)が2012年に警官をひき逃げし、死亡させた事件で、捜査当局は24日、容疑者を訴追しないことを明らかにした。富裕層に対する捜査当局の甘い対応に、国内で批判が高まっている。

 ウォラユット容疑者はバンコクで高級車フェラーリを運転中、バイクの警官をはね、そのまま逃走した疑いが持たれていた。捜査当局は17年に逮捕状を発付。
容疑者が自家用機を使って世界中を逃げ回っていたため、国際手配した。

 警察は「検察から訴追しないという連絡を受けた」と説明するにとどめ、「証拠に基づく通常の法的手続きを取った。(富裕層優遇の)二重基準ではない」と強調した。
 これに対し、与党・国民国家の力党のシラ下院議員は「刑務所は貧困層だけを収容する場所ではない」と批判。野党・前進党のランシマン議員は「タイ社会が疑念を抱く司法制度を象徴する事例だ」と指摘した。

レッドブル創業者孫を訴追せず 警官ひき逃げ、「優遇」に批判―タイ:時事ドットコム