W杯の話題を置き去り、ついにBBCのトップニュースに登り詰めたタイ北部、チェンライの洞窟救出劇。
 
まさに世界が注目する13名の少年らの運命は。
日本なら真っ先に自己責任論が噴出してややこしくなりそうですが、その点、タイは国を挙げて「団結」できる国家。この悲劇を逆に吸引力にさせて行く逞しささえ感じます。
一部には、もうすでに、少年たち救出後には、この洞窟を「奇跡の洞窟として?」観光地化しようという声も上がっているとか、いないとか。
それには流石にタイでも非難の声が挙がっているようですが。 
 
チェンライの少年たちからは「怖いから行かない」という人もいれば「探検気分で洞窟に遊びに行っている」という子も。誕生日を迎えたメンバーを祝うため、サッカーチームの彼らは集団心理でどんどん進んで行き、、、
20代のコーチというのが長期の出家経験もあり、節制を知っていたのが奇跡を演出した、という流れも何ともタイらしいというか、なら最初からそんな奥まで行かなくとも、、、
 
個人的には今回の件、チェンマイに自分も住み、何度も北のチェンライ、メーサーイには行ってますが、タムルアン洞窟の存在はまったく知りませんでした。
というか、こういう「それなりの危険を伴う」場所については、
もう自分がダメだと思えば行かないことが一番なのです。自分で危機を察知するしかない。

 
観光化されていない洞窟、タムルアン洞窟。入り口から100メートルぐらいは光が入るそう。
そのあと中は真っ暗、軽い気持ちで入るとまずい。それでも1.5キロ地点までは行けて、そこにNO WAYという看板があり、普通はそのさきは行けないはずも、地元の彼らは秘密の通路を知っていて、集団心理で奥に入って行った。
この1.5キロ地点に救出のキャンプがはられているとのこと。
救出を阻む溜まっている水を抜けば空になるわけではなく、いまでも山全体から水が流入、雨季で雨は降り続く、、、少年たちの心のケアは、、、

8年前、2010年夏、69日後に33名全員が生還した、チリの鉱山、
あれを上回る一大ストーリーがタイで始まったのですね。
我々は見守るしかありません。

 タイ北部チェンライ郊外の洞窟で4日、行方不明から10日目の2日深夜に発見された11〜16歳の少年12人と男性コーチ(25)の計13人の救出作業が続いた。洞窟内は雨による水位の再上昇が予想され、救出が急がれる。一方、少年たちは、過酷な状況を生き抜いたサッカーチームの規律と体力を見せつけている。

 タイ海軍特殊部隊は4日、洞窟内で撮影した少年たちの映像を公開。問いかけに、少年たちは一人ずつ、年上の人に行うタイ式の合掌で礼儀正しくあいさつして名乗り、笑顔で「元気です」と答えた。

 少年らの場所には、医師と看護師が潜水して到着し、かすり傷などを手当てした。消化が良く栄養価の高いゼリーなどを与えたが、普通食を欲しがっているという

 軍幹部らは、少年たちが健康を保てたのは、コーチによるところが大きいとみる。少年らは洞窟内で誕生会を開くため、お菓子などを持ち込んでいたらしく、均等に分け合ったようだ。コーチが最も衰弱しているといい、自身を犠牲にして、子供を統率したようだ。

 また、排泄(はいせつ)場所を決め、水は鍾乳石(しょうにゅうせき)を伝った清潔なものを飲ませるなど、衛生面の指導もあったという。5日にも潜水による脱出を開始すべく、少年への訓練も着手した。ただ、誰も泳げないという。県幹部は「安全第一」とし、雨期が終わる10月まで洞窟内に少年たちをとどめる可能性にも言及。住環境を整え、電話線をひいて外の家族と会話させ、医師も一緒に寝泊まりするなど、精神面の健康も保つ検討をしている。