アジアのプラスチックごみ問題、広がる海洋汚染危機

ベトナムのマングローブはポリ袋をまといタイの海ではプラスチック製の袋をのみ込んだクジラが死にインドネシアの「楽園」の島々の海中はごみであふれている。
プラスチック汚染のゾッとするような光景がアジアに広がっている。
 

タイのニュースでもプラごみ問題を大きく取り上げています。
タイ国はプラごみを海に排出している国の中でワースト6位
ごみ処理のインフラが不十分で、市民がプラ袋を何気なく運河や河川に投げ捨てているという現実が深刻な問題に繋がっているとタイの海洋沿岸資源局が指摘しています。

教育を始め、何らかなの抜本的な対策を早急に行わないと、大変な事態に陥ることは安易に想像できるのですが。
あの運河に溜まったゴミの山を見ると…
 タイの南部でこのほど、小型のクジラの一種であるコビレゴンドウがビニール袋やプラスチック容器約8キロ分をのみ込んで死ぬ出来事があった。
 当局によるとこのクジラは5/28、弱った状態で海に浮かんでいるのを地元の人が見つけた。政府の派遣した獣医や地元のクジラの保護団体が投薬などを行ったが回復せず、死亡した。
 海洋資源政策を管轄する政府機関の幹部は、当該のクジラについて、6月1日に口からプラスチックごみを吐き出し始めたと説明。保護団体もフェイスブックへの投稿で、クジラがプラスチックごみを体外へ排出しようと「必死にもがいていた」と述べている
 クジラはこの日の午後に死亡した。検視解剖の際には、獣医らがクジラの胃から80枚を超えるビニール袋を取り出したという。
 上記の幹部は、人間が出すごみで海が汚染される問題について関心を高めるべく、今月8日の「ワールドオーシャンズデイ」に合わせて取り組みを強化する方針を示した。
 英国の政府機関が行った最近の研究によれば、世界の海洋に投棄されたプラスチックの量は、直ちに対策を講じない限り10年間で3倍に膨れ上がる見通しだという。

8キロ分のプラスチックごみ、クジラがのみ込み死ぬ タイ
(CNN)