プレミアと言ってもタイプレミアリーグではありません。
本家イングランド、バークレイ・イングリッシュ・プレミアリーグでの話です。

タイでは別格の絶対的な人気を誇るイングランドプレミア、そこでタイの企業が胸スポンサーといえば…エヴァートンのビアチャーンがもう長くサポートしていてお馴染みでしたが、今季14-15シーズンから免税店のキングパワーが加わっていました。
そのチームは青いユニフォームのレスターシティ。
今季は10年ぶりのプレミア復帰、挑戦でした。

胸スポンサーのキングパワーは2部(チャンピオンシップ)時代からのサポートでチームのオーナーもタイ(出身)であり、今浦和レッズに復帰した阿部勇樹選手も所属していた…そういえばおぼろげにそんな記憶もあります。
スタジアムの名前もキングパワースタジアム、
そんな新昇格のレスターは、今季レベルの高い1部プレミアでは当然の事ながら大苦戦をしていました。
見ればいつも降格の有力候補で最下位を独走していたのに「最後の9試合でプレミアの中で最も多くの勝ち点を獲得したチーム(勝ち点22)」となって、残留どころか堂々の14位フィニッシュ。4月、5月での脅威の巻き返しでした。
この結果はタイでも賞賛されているのでしょうか?

プレミアの胸スポンサーといえば「アーセナル=JVC」「マンU=SHARP」など日本企業が印象的な時代もありましたが、今ではその座を中東、韓国、中国、マレーシア、ベトナム、フィリピン、タイなどに譲っていました。
特に東南アジア勢の進出には「ここまで来ているのか!」とさえ思います。
それに対し日本企業は? これもビッグニュースがあり、来季15/16シーズンで、王者チェルシーがサムスンに変わって横浜ゴムを胸スポンサーに迎えます。
これは沖電気工業&ポーツマスの2009年以来とのことで、本当に久々。
でもチェルシーアジアツアー(5月30日バンコク、6月2日豪州)に日本は入っていない…ああ、契約が2015年"7月から"の5年間契約なのですね、それまではサムスンを付けているのでしょうね多分。

タイとイングランドプレミア、欧州サッカーの関係はどんどん強まって、流れについていけません。(そうえいばACミランを買収するとか言ってたタイ人実業家ミスターB氏はどうなっているのでしょう?)
欧州リーグにとって東南アジアが大切な市場であり、伸びるアジア企業との思惑とも合致し易いのでしょうね、時代は本当に動いています。

参考:
青い狐を追いかけて/レスター・シティF.C.(Leicester City F.C.)の応援ブログ

横浜ゴム、イングランドプレミアリーグ「チェルシーFC」と スポンサー契約を締結

「横浜ゴム」は年間70億円!プレミア全20チームのスポンサー料ランキング(2015/02/28)

 なんでも今季のプレミアリーグに所属する20チームのうち実に14チームの胸スポンサーがイングランド国外のものになっているという。(昨季は10チームが英国外)

 UAE、韓国(サムスン。来季から日本の横浜ゴムへ)、USA、フィリピン、南アフリカ、タイ、中国といった国々のスポンサーだという。 そして、フットボールにおける賭け事が広く禁止されるなか、5チームの胸スポンサーはギャンブル系の企業でもある。

 さて最後にプレミア20チームの胸スポンサー(SHIRT SPONSORS)の契約料をみてみよう。なお、チェルシーと「横浜ゴム」との契約は実際には来季2015-16シーズンから。