在タイ日本大使館からのお知らせ/緊急一斉メール
タイ国内における犯罪傾向と注意喚起(その4)(2014年9月26日20時現在)


1 在タイ日本国大使館では,邦人が関係する犯罪が増えていることから,
邦人の皆様の安全確保について,機会ある毎にタイ国家警察に申し入れを行っておりますが,
 警察側より
バンコク都内観光地,タイ南部ビーチリゾートで,様々な事件が発生しているので,注意が必要である。」等情報提供がありましたので,事例等を御紹介します。
タイ滞在(旅行)にあたっては,犯罪被害防止と併せ,自分が事件の当事者にならないように注意して下さい。
 
2 犯罪傾向「違法薬物所持・使用」 
 この犯罪は,犯人(通称・薬物売人)が,観光地やビーチリゾートで観光客を見つけると,親しげに「ジャパニーズ?」等と英語で話しかけて,近付いてきます。
そして,犯人は,一見すると「紙巻きタバコ」や「錠剤」のような物を見せながら,
「これ,気持ちいい。スッキリする。安い。」等と購入するよう勧めます。
紙巻きタバコは,「乾燥大麻(通称・ガンチャー)」,錠剤は,「ヤーバー,ヤーアイス」等違法薬物の可能性があります。
タイ警察は,薬物犯罪を厳しく取り締まっており,
逮捕された場合「死刑」「終身刑」が科される可能性があることから,違法薬物に絶対,手を出さないでください
警察の「おとり捜査」のケースもあります。
また,「見知らぬ人から,荷物を預けられた。」や「知り合った人と食事をする。」際には,違法薬物の混入に注意して下さい。
 
3 犯罪傾向「ビーチリゾートでの各種犯罪」
ビーチリゾートの犯罪は,パタヤ,プーケット,クラビ−,スラタニー,サムイ島,パンガー島,タオ島等の有名ビーチリゾートの「島巡りの観光船の中」や「ひとけの無い砂浜」等
で発生しており,女性旅行客が,犯罪の被害者となることが特徴です。
ビーチリゾートでは,「ビーチボーイ」と呼ばれる若い男が,マッサージや飲食物提供等の
サ−ビスを行いながら、わいせつ行為や窃盗,中には強盗を行う
ことがあります。
ビーチリゾートを観光する際,特に女性旅行客が,単独で行動する場合には「見知らぬ人が近付いて来た時」には十分注意してください。
 
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日本大使館では,継続して犯罪情報の発信を行います。
犯罪被害,交通事故に遭った際には,最寄り警察署,在タイ日本大使館,チェンマイ総領事館に連絡して,必要な手続きに関してお問い合わせください。
 
在タイ日本国大使館 電話:(66-2)207-8502,696-3002 FAX :(66-2)207-8511