タイのプラユット国家平和秩序評議会議長(陸軍司令官)は8月25日、プミポン国王の任命を受け、暫定首相に正式に就任した。
 プラユット氏は、暫定憲法で、行政、立法、司法の三権を超える権限を与えられた同評議会議長を兼務し、強力な権限を手にした
 プラユット氏は、バンコクの陸軍司令部で就任式典に臨み、国王の肖像画にひざまずいて暫定首相就任を受諾した。この後、演説を行い、重要課題として、「腐敗一掃」を掲げ、「行政府や地方の各部門、国民の協力を求めたい」と呼びかけた。汚職やばらまき政策を批判されるタクシン元首相派の排除を念頭に置いた発言とみられる。
 プラユット氏はまた、「9月中に閣僚名簿を作成し、国王の承認を求める」と述べ、近く組閣に乗り出す考えを示した。

プラユット氏がタイ暫定首相に正式就任 : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)