先日テレビ東京のニュースでJリーグチェアマンがハノイを訪れるというシーンが放送されていました。

アセアンでJリーグのプレゼンスを高める。
積極的な人材交流。
Jリーグをタイやベトナム、アセアンで放送していく…。

アジア代表としてのサムライジャパン、なでしこジャパンの存在。

日本人選手がタイリーグで活躍しているのはまったくの既成事実。

次はタイ人選手(代表クラスになるでしょうね)がJ1リーグでプレーすることを。
かつての松下電器ウィタヤさんのような存在がもうそろそろ出てきても。

くれぐれもインドネシアやベトナム人のJリーガー誕生に先を越されないように!


ヴィッセル神戸とセレッソ大阪のU-15チームが現在タイに遠征を行っている。
これは今年3月に発表されたヴィッセル神戸とチョンブリーFC、セレッソ大阪とバンコクグラスFCの業務提携の一環として実施されたものだ。

8月29日、バンコク都内から南東へ約80Km、
チョンブリー県を本拠地とするタイプレミアリーグの強豪チーム”チョンブリーFC”のホームスタジアム「チョンブリー・スタジアム」に、
セレッソ大阪、ヴィッセル神戸、バンコクグラスFCそしてチョンブリーFCの4チームが勢揃いし2試合を行なった…

第一試合はセレッソ大阪U-15 vsヴィッセル神戸U-15のJリーグチーム同士の対戦。
前半はセレッソ大阪のペースで進んだが、前半28分に先制点をあげたのはヴィッセル神戸。後半開始早々に同点に追いついたセレッソ大阪だったが、後半は終始ヴィッセル神戸のペースで試合は進み、後半19分に追加点をあげたヴィッセル神戸が2-1でセレッソ大阪を下した。
Jリーグのチーム同士の試合を観戦していたチョンブリーFCのキャプテンYIM君は、「日本のチーム同士の試合を見るのは初めてだったから、まず日本の同年代のチーム・個人のレベルを知ることが出来て良かった。あとプレスが早いのにはビックリしました。テクニックもスピードもあるし、僕個人としても非常に勉強になりました。」と感想を述べた。

第二試合はチョンブリーFC vs バンコク・グラスFCのタイプレミアリーグチーム同士の対戦。
元Jリーガーでタイプレミアリーグでもプレー経験がありJリーグアジアアンバサダーも務める丸山良明氏がコーチを務めるバンコク・グラスFCだが、ホームスタジアムで終始優位に試合を進めたチョンブリーFCに、後半19分、28分に得点を決められ2-0で敗れた。
試合を観戦したヴィッセル神戸の石川君、平松君、松原君らは口を揃えて「テクニックも高いし、皆んな身体が強いなと感じました。一部の選手だけではなく交代で入ってくる選手も含めてそうだったから層が厚いなと。ただすぐ倒れるし切り替えが遅いかな。」と長所と短所を冷静に語ってくれた。

Jリーグ2チームのコーチ陣にも感想を聞いてみると、「身体能力が高いし、テクニックも高い。しかもその割合が多いのには正直驚きました。蹴ってくるのかな?と思ってましたがしっかり繋いでくるし、印象はとても良かったです。」また、この遠征の持つ意味などを聞いてみると「アジア・欧州のレベルの差はあるけれど、”海外にはこういうチームもあるんだ”という事を知る機会は必要だと思います。将来、彼らが世界と戦う上でそれは貴重な経験になってきますから。」という答えが返ってきた。
確かに育成年代にある選手達がこのタイミングで海外へ出て様々なチームと試合をし、様々なレベルのサッカーに触れることの意味は大きい。今後彼らが日本を代表して世界と戦う時に先ず対戦するのはこういったアジアのチームなのだから。