タイねたの中でも一般的認知度の高まって来たタイのサッカー。
国内リーグ(TPL/タイプレミアリーグ)では日本人選手も多く活躍し、在住日本人の中でもサッカー観戦でスタジアムに足を運ぶ人は増えている様です。
貴重な日本語テキストとして、2011回顧…
タイ代表チームにとっては、今年も残念な1年となってしまった。
(1月、ドーハで開かれたアジアカップでは参加できず)さらには(11月、インドネシアでの)東南アジア大会に臨んだU−23代表も、早々にグループステージで敗退が決まった。カンボジアから1勝を挙げたが他の3試合は落としてしまい、この4年で2度目のグループステージ敗退となった。かつてはアセアン地域の王として知られたエレファンツ(代表の愛称)だが、東南アジア大会で男女ともフットサルでは優勝したものの、かつての名声は忘れ去られようとしている。

だが、2014年ブラジル大会へのワールドカップ(W杯)アジア地区予選では、まだかすかな希望を残している。3次予選でのプレーは、「フェア」なものとは言えそうだ。5試合を終えて1勝1分け3敗。現在グループDの最下位という状況…

今年の代表チームでは、テーラシルプ・ダングダとシンタウェーチャイ・ハッタイラッタナクルが鍵を握った。テーラシルプは2点を挙げ、シンタウェーチャイは何度も素晴らしいセーブを披露した。タイは2月の最終節、アウェーでオマーンと対戦する。次のラウンドに進むためには、勝利した上で、オーストラリアがサウジアラビアを倒すことが必須となる…

代表チームはフラストレーションがたまる出来だったが、タイの国内リーグは大きな飛躍を見せた…
…タイを襲った洪水は、リーグのスケジュールに多大な影響を与えた。加えて、FAカップもリーグカップも、最終ステージは2012年初めへと延期された。こうしてスケジュールは延長を余儀なくされ、移籍市場のスタート遅れと2012シーズンの延期へとつながった。

サンダーキャッスルとしても知られるブリラムPEAは、4試合を残して優勝を決めた。チョンブリFCとムアングソン・ユナイテッドは、いまだ2位争いを続けている…

アジアカウントダウンto2012:タイ
<タイ代表など詳細>
ウィンフレッド・シェーファー監督は、才能ある選手をタイ・プレミアリーグから多くタイ代表へ招集した。新顔が増える一方で、トップパフォーマンスを披露していたのはピピブ・オン=モ、テーラシル・ダングダ、ジャカパン・ケウプロム、アドゥル・ラフソ、ダッサコーン、ソングラオらだった。

テーラシルは、タイで最も期待を集めるFWとなった。国内リーグでは13得点を挙げ、W杯予選では2得点している。ダングダは急速にプレーを向上させた。彼抜きでは、代表チームは武器を失っているに等しい。

最高の瞬間:オーストラリア戦でのテーラシルのゴール
9月2日のW杯アジア3次予選の初戦で、ブリスベーンのサンコープ・スタジアムで開始15分にテーラシルが挙げた先制ゴールは、ホームチームヲ応援するファンには驚きを、タイのファンには希望を与えた。

エレファンツはサッカールーを前半は無得点に抑えた。終盤のオーストラリアの得点で1−2と敗れたが、あの先制点はファンの心に強く残っている。

2012年への期待
ブラジルW杯出場の希望を残すための大事なオマーン戦が、2月初めに控えている1月には、キングスカップで力をつける予定だ。

12年終盤にはASEANカップがある。ウィンフレッド代表監督は、協会からこれが最後のチャンスであると通告されている。

タイ・プレミアリーグは3月に始まることになりそうだ。
週末の試合はどこでも最高のエンターテインメントだが、ファンが一番期待するのは、プロとしてのあらゆる側面での発展だ。スポーツマンシップや審判への敬意、試合のルール遵守などである。そうした点の改善が、今後数年間のタイサッカー界のイメージ向上へとつながる。


文/ジョー・パティト・スパフォロングス