タイでは今週末に大規模な反政府集会が予定されており、およそ5千人の兵士が警戒態勢に入りました。
その大半がバンコクに、その他ではタクシンの地元北部チェンマイに配置されている模様です。
アピシット首相は「要人に対する暗殺警告があった」と発表しています。
日本では週末から来週にかけて祝日続き、旅行に出かけられるかたも多いでしょう。
9月19日、タクシンを失脚させたクーデターから4年、ご留意ください。


在タイ日本大使館/緊急一斉メール

反独裁民主戦線(UDD)によるデモ集会実施に関する注意喚起
(9月15日現在)

 
1.反独裁民主戦線(UDD)は、軍事クーデターから4年及びUDDデモ終結から4ヶ月を迎えることを受け、18日(土)〜19日(日)にかけてバンコク都内及びチェンマイにおいて、デモ集会等を以下のとおり予定しています。
(1)バンコク都内での動き
19日(日)
早朝から夕方に掛けて、UDDメンバーが、バンコク周辺からラチャダムヌン・ナイ通り(王宮前広場)に集結し、民主記念塔、ラチャプラソン交差点に向け、幾つかのグループに分かれながら、車両又は徒歩にてバンコク都内を行進、その後、ラチャプラソン交差点に再度集結し、周辺の建造物や手摺り等に「赤布」(UDDの象徴)を巻き付けた後に解散。

(2)バンコク都内からチェンマイ市内への動き
・18日(土)
早朝から夕方に掛けて、UDDメンバーが、バンコク周辺からインペリアルデパートラートプラーオ店(チャトチャック地区の東側)前に集結し、車両約50台に分乗してチェンマイに向け出発(夕刻にチェンマイ到着)
19日(日)
チェンマイ競技場でデモ集会を開始し、翌朝にデモ集会を終え解散。


2.バンコク都内は未だ非常事態宣言が継続発令中であり、上記のUDDのデモが予定されていること及びこれまでの爆弾事件に引き続き8日夜半には、都内3 箇所で未遂なるも爆弾が設置されているのが発見されていることから、治安当局は公共施設等で警備体制を強化しております。
また、既に非常事態宣言が解除されているチェンマイ県内並びにタイ北部でも、軍施設等へM79が打ち込まれ爆発する事件、小規模爆弾事件及び未遂事件が9月に入ってから数件発生しています。
つきましては、タイに在住、渡航される方は、報道等から最新の治安情勢を入手し、不測の事態に巻き込まれないよう十分な注意を払ってください。
 
(問い合わせ先)

○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511

○在チェンマイ日本国総領事館
電話:(66-5)320-3367
  FAX :(66-5)320-3373