異様に高い完成度、
はやくも2010年タイポップ・ロック最高アルバムに?
発売から既に3ヶ月、今頃レビュー…と突っ込みを入れられながらも、ラチャマンガラ競技場での単独スタジアムコンサートも決まり(11/27sat”BODYSLAM LIVE IN คราม”)、一応の必然?のもとにお送りできる、色んな意味で今のタイポップでは破格の1枚。
前作save my lifeからほぼ3年。
日本発ヴィジュアル系ロックのタイでの進化、完成形のひとつ。
それがクラーム(全10曲47分/2010年6月発売)。
まず、ジャケット、良いですね。
4人がずらっと並ぶタイの悪習慣から解き放たれた、それでバード(鳥)?なわけはないでしょうが。
アルバム発売先攻チューンとして発表されたのはM-1「クラームคราม(藍色)」、M-2「クワームラックความรัก(愛情)」、M-4「キットホートคิดฮอด(恋しい)」の3曲。
まったくベタなアルバム曲順も、これにてタイではありがちな「3曲以外はいわゆる捨て曲」にはならないところが今のボディスラムでもある…
制作費違いますから(多分w
M-1. Kraam
真っ先に発表されたメディアチューン。メインのリフをシンセに任せるマイナーバラードで入り、サビは音だけハードな仕上げ。
ある種ボディスラム節。
これ最初に聞いた時は新作に少しだけ心配も…
M-2. Kwam ruk
これもメディア先攻チューン、泰ではあくまでもベタでなければ大衆受けできない、という制作者側の強い意志も感じとれる。SEKでもそうですし。
M-3. Sticker
入り口はメジャーで、全体ではマイナー調歌謡ロック。タイポップの王道。実はいちばん頭に残ってる、シーチョンプー(桃色)って連呼してて色っぽいじゃないですかw
前作でも使われた、ちょっとクセのあるコンプレッサーが曲全体にエフェクション。
M-4. Kid hord (Feat. Siriporn Umpaipong)
あまり大騒ぎするのもナンですが、アルバム内では別格の1曲。はたしてこの位置で良かったのか(以下、反語省略)。
M-5. Tarng klub barn
洋楽仕様のバラード。ライブでどんな情感で演奏してくれるんだろう…
M-6. Saeng sood tai
この曲がM-1になっていたら確実に2ランクは上の作品になっていたのに!(と個人的には想う)貴重なロックの1曲。
M-7. Ploi (Feat. Tanachai Uchin ’Pod’ from Moderndog)
どっかで聞いたようなイントロ…自己模倣の典型も、これはタイでは彼らの発明、オリジネーターによるものならモウマンタイ。
おまけにポッドとの競演、ポッドも綺麗な声ですね。トゥーンも表現力で良い勝負。親戚?エートとのデュエットから5年、トゥーンも自分の世界を持てるようになりました。
あのナルな入れ墨なんとかなりませんかねw
M-8. Pror barng
このへんからちょっと曲の見分けがつきにくく…美しいフェンダー系エレキピアノで彩られ、歌い上げるバラード。ナムターって所はキラーだなあ。
M-9. Tone
3ピースなのに殆ど存在感を示さないベース君の貴重なリフ中心の1曲。
M-10. Ngao
もっと次につながって行く感のあるラストでも良かったような、歌詞に仕掛けがあるのかな? ボクはキッホーをラスト(近く)に持ってきた方がアルバムとしてもっと締まりが出たと想っています。
とはいえコンセプトアルバムなんてのも、ファイル、ダウンロード販売で死語となりつつある昨今、曲順でこれだけ語らせてくれるアルバムは貴重かも。
特に1巡して聞いた段階で、アルバムのハイライトとして焼き付くのはルークトゥン歌手シリポン・アムパイポンと共演したM-4キッホー。
この彼女の「タイ式ラップ風歌唱?」は、前々作Blieveのコラボ曲、エートカラバオの熱唱を想い出す、圧倒的な存在感と重みを本作にもたらす。
先攻チューンとして聞いていたにも拘らず、アルバムに入っても、むしろその輝きはいっそう増すばかりの1曲……
たとえば、仮に、前作 Save my life との比較をするのであれば、その"ロック度"においてはSaveが上かと。コンミータンなんて名曲もありましたしね。
皆さんはどう評価なさってますか、この破格の1枚。
仮にタイのポップ音楽買ってきてよ、と言われたらこれをお土産にするのも良いかも。
結構真剣にびっくりされるかもしれません。
資料記事:
●Save My Life /bodyslam(2007)
http://www.taideomou.com/archives/50425518.html
●Bodyslamなどファット・フェスティバル5レポート(2005)PLAYBACK!FAT FEST #6
http://www.taideomou.com/archives/50106732.html
"Kraam" BODYSLAM
01. คราม
02. ความรัก
03. Sticker
04. คิดฮอด Feat.ศิริพร อำไพพงษ์
05. ทางกลับบ้าน
06. แสงสุดท้าย
07. ปล่อย Feat.ธนชัย อุชชิน
08. เปราะบาง
09. โทน
10. เงา
真っ先に発表されたメディアチューン。メインのリフをシンセに任せるマイナーバラードで入り、サビは音だけハードな仕上げ。
ある種ボディスラム節。
これ最初に聞いた時は新作に少しだけ心配も…
M-2. Kwam ruk
これもメディア先攻チューン、泰ではあくまでもベタでなければ大衆受けできない、という制作者側の強い意志も感じとれる。SEKでもそうですし。
M-3. Sticker
入り口はメジャーで、全体ではマイナー調歌謡ロック。タイポップの王道。実はいちばん頭に残ってる、シーチョンプー(桃色)って連呼してて色っぽいじゃないですかw
前作でも使われた、ちょっとクセのあるコンプレッサーが曲全体にエフェクション。
M-4. Kid hord (Feat. Siriporn Umpaipong)
あまり大騒ぎするのもナンですが、アルバム内では別格の1曲。はたしてこの位置で良かったのか(以下、反語省略)。
M-5. Tarng klub barn
洋楽仕様のバラード。ライブでどんな情感で演奏してくれるんだろう…
M-6. Saeng sood tai
この曲がM-1になっていたら確実に2ランクは上の作品になっていたのに!(と個人的には想う)貴重なロックの1曲。
M-7. Ploi (Feat. Tanachai Uchin ’Pod’ from Moderndog)
どっかで聞いたようなイントロ…自己模倣の典型も、これはタイでは彼らの発明、オリジネーターによるものならモウマンタイ。
おまけにポッドとの競演、ポッドも綺麗な声ですね。トゥーンも表現力で良い勝負。親戚?エートとのデュエットから5年、トゥーンも自分の世界を持てるようになりました。
あのナルな入れ墨なんとかなりませんかねw
M-8. Pror barng
このへんからちょっと曲の見分けがつきにくく…美しいフェンダー系エレキピアノで彩られ、歌い上げるバラード。ナムターって所はキラーだなあ。
M-9. Tone
3ピースなのに殆ど存在感を示さないベース君の貴重なリフ中心の1曲。
M-10. Ngao
もっと次につながって行く感のあるラストでも良かったような、歌詞に仕掛けがあるのかな? ボクはキッホーをラスト(近く)に持ってきた方がアルバムとしてもっと締まりが出たと想っています。
とはいえコンセプトアルバムなんてのも、ファイル、ダウンロード販売で死語となりつつある昨今、曲順でこれだけ語らせてくれるアルバムは貴重かも。
特に1巡して聞いた段階で、アルバムのハイライトとして焼き付くのはルークトゥン歌手シリポン・アムパイポンと共演したM-4キッホー。
この彼女の「タイ式ラップ風歌唱?」は、前々作Blieveのコラボ曲、エートカラバオの熱唱を想い出す、圧倒的な存在感と重みを本作にもたらす。
先攻チューンとして聞いていたにも拘らず、アルバムに入っても、むしろその輝きはいっそう増すばかりの1曲……
たとえば、仮に、前作 Save my life との比較をするのであれば、その"ロック度"においてはSaveが上かと。コンミータンなんて名曲もありましたしね。
皆さんはどう評価なさってますか、この破格の1枚。
仮にタイのポップ音楽買ってきてよ、と言われたらこれをお土産にするのも良いかも。
結構真剣にびっくりされるかもしれません。
資料記事:
●Save My Life /bodyslam(2007)
http://www.taideomou.com/archives/50425518.html
●Bodyslamなどファット・フェスティバル5レポート(2005)PLAYBACK!FAT FEST #6
http://www.taideomou.com/archives/50106732.html
"Kraam" BODYSLAM
01. คราม
02. ความรัก
03. Sticker
04. คิดฮอด Feat.ศิริพร อำไพพงษ์
05. ทางกลับบ้าน
06. แสงสุดท้าย
07. ปล่อย Feat.ธนชัย อุชชิน
08. เปราะบาง
09. โทน
10. เงา
Comment
M-7プローイ最初気付かなかったのですがPODモダンドックとデュエットしてるんですね。でもやはり最強ソングはタイトル曲M-1クラームでしょうか。
この歌を聴くとに究極のEMO ROCK魂を感じます。
おまけに、BODYSLAMがボーラックシーダムを演奏し、それに乗って、シリポンが登場なんてことになったら。
いや、それは絶対でてくるでしょう? それが前提のコンサートでしょうから。
M-1. Kraamの5曲のみという感じです。
M-3. StickerとM-6. Saeng sood taiは名曲だと思うのですが何故か巡業ライブでは演奏してくれません。残念です。
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