強制排除の真相究明へ タイ、和解に向け独立委
タイのアピシット首相は8日、タクシン元首相派のデモ隊を治安部隊が強制排除した際に多数の死傷者が出たことに関し、真相究明に当たる独立委員会のトップにカニット・ナナゴーン元検事総長を指名したことを明らかにした。
タクシン派の野党タイ貢献党は「政府の立場に近すぎる」として、カニット氏の指名に反対する姿勢を表明、和解案の実行は出だしからつまずきかねない雲行きだ。
強制排除の真相究明へ タイ、和解に向け独立委 - MSN産経ニュース

89名の死者、1,000名近い負傷者を出したUDDデモ騒乱とその強制排除、その顛末を真相究明する委員会の長に、アピシット首相は現在大学の法学部長である元検事総長カニット氏を任命。
カニットさんは今後15日以内に委員会メンバーを選びます。

カニットさんは2003年当時のタクシン政権がタイ南部麻薬取締りで2,500名!が死亡した問題を調査する委員会の委員長を務めた経験がある、とのこと。