1月6日、タイサッカーの意地が見せられるか AFC Asian Cup 2011 Qualifier

結果、「意地は見せられなかった」と言っていいでしょう。かなりストレスの溜まる試合でした。
タイはエース14番のティラテープが前線で孤立。彼がバルセロナのメッシならゴールも可能かもしれませんが、体格では勝るヨルダンDFに囲まれてしまえばどうしようもありません。サイドの崩しは数えるほど。カウンターで反撃するヨルダンにあわやというシーンも度々。ベテラン・ティラサックもコンディション不良。
ブライアン・ロブソン監督の采配、目指すサッカーのスタイルも見えませんでした。負けるのが相当怖かった、のかもしれません。最後まで攻撃に人数を掛けませんでしたからね。

そういう意味ではその後、日本のサッカーファンと同じ環境、イエメンからのネット中継で見たイエメン-日本戦はなかなか楽しかった
現地の雰囲気にのまれたのか、初代表だらけの若き日本代表が後半に地力を見せ、ダイレクトパスから次々とサイドが駆け上がり、硬軟自在のクロスを上げシュートを放つ。大器と呼ばれ続けその話題もつきた頃に復活したFW平山のハットトリックで逆転勝ち。平山の身長、相手のGKよりでかかった。
グループE現在の順位。
1位イラン(勝ち点10/出場決定)
2位タイ(勝ち点6)
3位シンガポール(勝ち点6)
4位ヨルダン(勝ち点5)

そして、泣いても笑っても次は最終戦。
東南アジアの2チームはアウェイ。タイ代表はイランに勝てば2位決定ですが、まあそれは考えにくく(今回のグループ予選での勝利はシンガポールに勝った1勝のみ!そのシンガポールにもホームでは敗戦、とほほ)、そうなるとタイの2位通過は両試合ともドローという"超"情けないマイナス志向の中から生まれる結果か。
一番有利なのはホームで戦えるヨルダンだと想います。

それにしても何でヨルダンに勝てなかったのか、言葉が無いですね。また寿命をのばしただけ…

2010年3月3日
15:00 I.R. IRAN-THAILAND Azadi Stadium
17:00 JORDAN-SINGAPORE Amman International Stadium
(時間は現地時間、予定)