タイで過ごす週末、土曜の午後、時間が許すなら必ずチェックする番組。それが音楽生放送番組7ch(ジェッシー)コンサート。
先週末は人気者ロックバンド、ポテトが登場しました。個人的に情報量が不足しているバンドの場合、この7CHコンサートは大きなものさしとなってくれます。POTATOは2008年代々木タイフェスのヘッドライナーになったし、タイ国内ではSUZUKIバイクのCMキャラクター、今どきタイポップの代表格であることは間違いなし。(余談ですけど、レトロスペクトのVo君もヤマハのバイク乗ったりしてタイのCMキャラ世代交代にもびっくり)。
先週末は人気者ロックバンド、ポテトが登場しました。個人的に情報量が不足しているバンドの場合、この7CHコンサートは大きなものさしとなってくれます。POTATOは2008年代々木タイフェスのヘッドライナーになったし、タイ国内ではSUZUKIバイクのCMキャラクター、今どきタイポップの代表格であることは間違いなし。(余談ですけど、レトロスペクトのVo君もヤマハのバイク乗ったりしてタイのCMキャラ世代交代にもびっくり)。
個人的にポテトで生演奏というと、2005年のパタヤ音楽フェスで生で見た彼らの演奏が(確かそのときは5人組だった)とてつもなく下手だったことが鮮明で、それ以来なんとなく聞く機会を失っていた、というのが本音です。
さてそんな彼らの「今」が楽しみな生演奏披露。
最初にバンド3名が板付きで演奏、そこにヴォーカルが飛び込んでくるスタイル。いわばイントロダクション付きのステージアレンジというのが今のタイ若手バンドの間ではかなり定着しているようですが、あれ?何の曲?と思うとすぐ終わって本編、みたいな感じで。正直これで感心させられたインストルメンタルってalmost無いですね。無くてもいいような? このへんもいまどきタイポップロックのものさしのひとつ。
このようなステージ構成の代表格がボディスラムですね。
早くからボクはボディスラムの変化、進化がタイポップのひとつの類型、典型をつくってしまったと思っていて、この今のポテトには「ボディスラム式ロックパッケージSHOW」で伸びてみよう、という意識が強く感じられます。
耳にぴったりとモニターを入れて、ヴォーカルの彼の歌声には細かくディレイ、リヴァーヴ効果が加えられます。こういうのはチームコンビネーションです。
ドラムの左の脇にはクリック用のミキサーやスイッチも設置されているようで、これをもとにステージが作られていく、というスタイル。
アイドルバンドには最近珍しい太っちょのドラム君は意外と生真面目なドラミング、派手な仕草も仕込まれるのでしょうが、そのへんも控えめで好印象です。でもスネアの音の立ち方というか、キレ、そのへんにはもっと工夫、自分での意識を深めてもらいたい。(最近のタイのバンドマンは音楽学校で習ってきたような人が急増している気がします)。
ベース君はワーウィックの5弦、いまどきのタイ典型スタイルで無難な線。
ギターもこれまたタイでは猫も杓子も使うポールリードスミス(PRS)、パワーもあって比較的軽量で使いやすいんでしょう。ボクも憧れのギターですけど、これだけタイの巷に溢れてると没個性。あまり必然の無いライトハンド奏法も披露してくれて…
クリック当然使用ですけど、オーバーダブはそれほどでもなくてハードな3ピース構成の曲で押していきます。しかし曲、全部just likeボディスラムですね。ボディスラムと違うのはギター君などがコーラスするのですが、これが生声でちょっといい声しているんです。意外な収穫です。放送は1時間全編ポテトのみ。
ラストの曲にはエモな叫びも登場して(クリックで遠くから聞こえてくるだけですが)、彼らバンドの変化にびっくりというのが全てを通しての感想。
練習はやってます。
演奏も上手くなりました。
でも何かをどこかに置き忘れてしまったような……音楽で何を表現するのか? 自分たちの目指す音楽とは?
(2009年2月21日・土曜日・午後12時チャンネル7にて放送)
さてそんな彼らの「今」が楽しみな生演奏披露。
最初にバンド3名が板付きで演奏、そこにヴォーカルが飛び込んでくるスタイル。いわばイントロダクション付きのステージアレンジというのが今のタイ若手バンドの間ではかなり定着しているようですが、あれ?何の曲?と思うとすぐ終わって本編、みたいな感じで。正直これで感心させられたインストルメンタルってalmost無いですね。無くてもいいような? このへんもいまどきタイポップロックのものさしのひとつ。
このようなステージ構成の代表格がボディスラムですね。
早くからボクはボディスラムの変化、進化がタイポップのひとつの類型、典型をつくってしまったと思っていて、この今のポテトには「ボディスラム式ロックパッケージSHOW」で伸びてみよう、という意識が強く感じられます。
耳にぴったりとモニターを入れて、ヴォーカルの彼の歌声には細かくディレイ、リヴァーヴ効果が加えられます。こういうのはチームコンビネーションです。
ドラムの左の脇にはクリック用のミキサーやスイッチも設置されているようで、これをもとにステージが作られていく、というスタイル。
アイドルバンドには最近珍しい太っちょのドラム君は意外と生真面目なドラミング、派手な仕草も仕込まれるのでしょうが、そのへんも控えめで好印象です。でもスネアの音の立ち方というか、キレ、そのへんにはもっと工夫、自分での意識を深めてもらいたい。(最近のタイのバンドマンは音楽学校で習ってきたような人が急増している気がします)。
ベース君はワーウィックの5弦、いまどきのタイ典型スタイルで無難な線。
ギターもこれまたタイでは猫も杓子も使うポールリードスミス(PRS)、パワーもあって比較的軽量で使いやすいんでしょう。ボクも憧れのギターですけど、これだけタイの巷に溢れてると没個性。あまり必然の無いライトハンド奏法も披露してくれて…
クリック当然使用ですけど、オーバーダブはそれほどでもなくてハードな3ピース構成の曲で押していきます。しかし曲、全部just likeボディスラムですね。ボディスラムと違うのはギター君などがコーラスするのですが、これが生声でちょっといい声しているんです。意外な収穫です。放送は1時間全編ポテトのみ。
ラストの曲にはエモな叫びも登場して(クリックで遠くから聞こえてくるだけですが)、彼らバンドの変化にびっくりというのが全てを通しての感想。
練習はやってます。
演奏も上手くなりました。
でも何かをどこかに置き忘れてしまったような……音楽で何を表現するのか? 自分たちの目指す音楽とは?
(2009年2月21日・土曜日・午後12時チャンネル7にて放送)
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