食のお話はあまり得意分野ではありませんが、今回ホーチミンで食堂中心にコム(ご飯)、フォー、バイン・ミー(フランスパンのサンドイッチ)などでお腹を満たし、市場での朝食など庶民的な場所にもトライできたし、おおむね満足。その中で一番思い入れを込めて?食べたもの。
それは、あの1年前の苦いハノイの記憶の中、その味だけは忘れられないブンチャー(ベトナム風冷やし米麺with焼き肉)。
でもやっぱりブンチャーはハノイの食べ物なんですね、普通の食堂では見つかりませんでした。
そんな中、ブイビエン通りの奥の方に「ブンチャーハノイ」の文字を見つけ、4万2千ドンというハノイの倍額の値段に一度は思案したものの、結局は食べてみることにしました。

ブンチャーハノイ

まあ味は予想通りというか、あの店先でもうもうと煙を上げて肉を焼いているハノイの味にかなうわけがなく、でもその気分だけを味わえた、ということだけで満足でした。
ベトナム料理は日本人に合いますね、タイ料理よりも。それはしみじみ思いました。クセのなさというか、口当たりの柔らかさがあって。
でも、これも暑い季節になると物足りなくなる気もします。そこでタイ料理のガツンと響いて来る、スパイスの効いた味が欲しくなる、と。

でもメシが旨いってのは重要なポイントでしょうね、ベトナム。
これは再発見。