見慣れているスワンナプーム国際空港入り口前に、ずらりと黄色いシャツ軍団が座り込んでいます。いつもであればタクシーやバスがひっきりになしに出入りし、タイの入り口、そして日本から見れば欧州や中東ほかの地域へ飛ぶハブ国際空港として機能しているあの新空港、国の玄関が、単なるデモ会場に成り下がっています
黄色い軍団がオークパイ(出て行け)を連呼し続けるシーンを、NHKで日本語のアナウンスで聞いていると「ああもう終わりだなあ、やってしまったなあ」と。
国際社会の反応うんぬんというより、これがタイ式の民主主義。現時点で考えついた最善の、最後の行動。皮肉ではなく、見下すとかそんな意識ではなくて、ただただ、そういう"現実"をいま目の前に突きつけられた感じです。
いくらその他の産業が発達しようが、タイは世界に誇る観光大国。それで生計を成り立てている人々は沢山居ます。
微笑みは国際語、微笑みの歓迎の大切さをボクに教えてくれたのはこの国です。この"負の遺産"をこの国はいつ完済するつもりでしょうか。
どちらにしても、タイ王室が微妙に絡み合った、各お偉さん方の権力闘争に国民が巻き込まれ、ニッチもサッチもいかない状況になって、短期的にも長期的にも一番の被害を被っているのは、やはりタイ国民なのではないでしょうか?(ベトナムとPDAとモバイルと-[タイ]スクープ! 今朝のスワンナプーム空港潜入レポ by K岡同志-)