まず会場がすばらしかったです。
チェンマイアーケードバスターミナルの通り、マコーミック病院の向かい側という“都心”にあるパヤップ大学ナワラット校舎。E.C. Court Auditoriumはキャパ600名ほどか。小中規模ですが、ごらんのような整然とした美しさ。シートも大きく余裕があって下手な日本の地方公共施設より数段上の環境。音響(多分照明も)日本からのスタッフが来ていて、しっかり管理されていました。
タイに来て何十、あるいは百を超えるライブを見てきましたが、これは屈指の環境と言い切って良いでしょう(そもそもタイでは"ホール"といえる会場でPOPミュージックを聴く機会が極端に少ない)。
ここでアジアの一流ミュージシャンの音が聞けるのですから、それだけで凄いラッキーなことでした。
今回のバンド、ユニットアジアは5カ国を周ってきたとのこと。シンガポール、フィリピン、ブルネイ、マレーシア、そしてこの夜チェンマイが最終日。
演奏してくれた曲はアンコールも含め12曲。
チェンマイアーケードバスターミナルの通り、マコーミック病院の向かい側という“都心”にあるパヤップ大学ナワラット校舎。E.C. Court Auditoriumはキャパ600名ほどか。小中規模ですが、ごらんのような整然とした美しさ。シートも大きく余裕があって下手な日本の地方公共施設より数段上の環境。音響(多分照明も)日本からのスタッフが来ていて、しっかり管理されていました。
タイに来て何十、あるいは百を超えるライブを見てきましたが、これは屈指の環境と言い切って良いでしょう(そもそもタイでは"ホール"といえる会場でPOPミュージックを聴く機会が極端に少ない)。
ここでアジアの一流ミュージシャンの音が聞けるのですから、それだけで凄いラッキーなことでした。
今回のバンド、ユニットアジアは5カ国を周ってきたとのこと。シンガポール、フィリピン、ブルネイ、マレーシア、そしてこの夜チェンマイが最終日。
演奏してくれた曲はアンコールも含め12曲。
1曲をのぞき、すべて各自のオリジナルを持ち寄ったもの。このツアー中に作曲したものもあるとのこと。いろんなタイプの曲がありましたが、タイのサックスマンが一番ブルースっぽい曲をセレクトしてくれたのは彼のルーツが見えて(以外にロック好き?)興味深かったです。
気づいたことを箇条書きにすると、、、
<タイにはPOPキーボーディストが居ない>
マレーシアから参加のTay Cher Siang、何よりそのネイティブ並みの英語力でMCの流暢さは他を圧倒していましたw、さすが旧大英帝国圏マレーシア(日本人やタイ人には敵いません)。
そしてそのプレイもタイでは聞いたことのない、非常にハイクォリティでセンスにあふれたものでした。「そういえばタイには優れたポップキーボーディストって思いつかないなあ」
そんなことをずっと思っていました。このブログで紹介しているタイアーティストでKeyboardが正メンバーに居るのはThe peach band, smile buffalo...あとはプアチーウィットのカラバオ、マリワナ、カンピーあたりのバンドしか思いつきません。
これはその土壌も要因かと。ボクが常日頃ひとり力説しているクリックの弊害とも言えるのではないか。つまり出ない音は同期でPAからテープで出せばよいと。ステージ上にキーボードは必要ないと。それでは良いキーボーディストは出ないですよねえ。
Tay Cher Siangのプレイからは坂本龍一的フレーズも聞こえて来ました。やはり教授の残したオリエンタルな香りってのはアジアにとてつもない影響力をもたらしたのではないか。
<プロとしての振る舞い>
リーダーでもあるGの三好さんは失礼ながら初めて聞いた方でしたが、久々プロフェッショナルギタリストの振る舞いを見せてもらった気がします。曲の始まる寸前まで、あるいはトレモロを使った後は必ずギターチューニングしている姿に「ああ日本のミュージャンだなあ(プロミュージシャンだなあ)」としみじみ。タイではそこまでシビアな人には出会わないのでw。
3本のギターを使用したのですが、ギブソンの箱物ジャズギターとエレガットがすごく良い音がしていました。
<それでもヴォーカルの存在が!>
歌なしのコンサートでしたが、各楽器の掛け合いなど、まるで会話したり唄っているかのような楽しさをみせてくれたコンサート。それでも、やっぱり「歌」を聴いてみたいと思いましたね。
歌は大切で、力を持った楽器かと(タイだから余計にそう思うのでしょうか。タイ国民はほんと「歌」が好きですから)。
たとえば、その当地のシンガーをゲストに1曲だけでもヴォーカル曲があれば申し分なし。でも、まあそれはちょっと贅沢なことでしょうか。
なお会場には開演2時間前に行くという気合の入れようだったのですが、そのとき大学生のためにワークショップが開かれていて、そこでのタイの学生との質疑応答、演奏なども面白かったです。
「UNIT ASIA」JAZZ CONCERT TOUR
【メンバー】
Musician:
三好“3吉”功郎/Isao Miyoshi (Guitar / Japan),
Koh Mr.Saxman (Saxophone / Thailand)
Tay Cher Siang (Piano / Malaysia),
一本茂樹/ Shigeki Ippon (Bass / Japan)
則竹裕之/Hiroyuki Noritake (Drums / Japan)
10月
●22日(水)/23日(木) シンガポール
Conference Hall (Start 20:00)
*Information: Embassy of Japan in Singapore
Tel; +65-6733-3957
http:www.sg.emb-japan.go.jp
●25日(土)マニラ
Manila(Philippines)
MERK'S CAF (Start 19:30)
*Information: The Japan Foundation, Manila
Tel: +63-2-811-6155〜58
http://www.jfmo.org.ph/
●28日(火)マニラ
Manila(Philippines)
MUSIC MUSEUM (Start 20:00)
*Information: The Japan Foundation, Manila
Tel: +63-2-811-6155〜58
http://www.jfmo.org.ph/
●31日(金) ブルネイ
Bandar Seri Begawan(Brunei)
The Rizqun International Hotel, Sonket Hall
(Start 19:30)
*Information: Embassy of Japan in Brunei
Tel; +673-222-9265
ジャズ、UNIT ASIAがブルネイに上陸
http://geoship.typepad.jp/brunei/2008/11/post-6f53.html
●11月3日(月),4日(火) クアラルンプール
Kuala Lumpur(Malaysia)
Petronas Philharmonic Hall (Start 20:30)
*Information: The Japan Foundation, Kuala Lumpur
Tel.+603-2161-2104
http://www.jfkl.org.my/
最高のライブ!!UNIT ASIA アジアツアー!!(KL公演のレポート)
●11月8日(土) タイ・チェンマイ
Chiang Mai(Thailand)
E.C Court Auditorium in Payap University
*Information: The Japan Foundation, Bangkok
Tel: +662-260-8560〜4
http://www.jfbkk.or.th/
※Koh Mr.Saxmanら参加、間違いなく一流コンサート(タイで想う日々/告知)
チェンマイ公演後、花束贈呈をされ挨拶するユニットアジアのメンバー5名。お疲れ様でした!!
気づいたことを箇条書きにすると、、、
<タイにはPOPキーボーディストが居ない>
マレーシアから参加のTay Cher Siang、何よりそのネイティブ並みの英語力でMCの流暢さは他を圧倒していましたw、さすが旧大英帝国圏マレーシア(日本人やタイ人には敵いません)。
そしてそのプレイもタイでは聞いたことのない、非常にハイクォリティでセンスにあふれたものでした。「そういえばタイには優れたポップキーボーディストって思いつかないなあ」
そんなことをずっと思っていました。このブログで紹介しているタイアーティストでKeyboardが正メンバーに居るのはThe peach band, smile buffalo...あとはプアチーウィットのカラバオ、マリワナ、カンピーあたりのバンドしか思いつきません。
これはその土壌も要因かと。ボクが常日頃ひとり力説しているクリックの弊害とも言えるのではないか。つまり出ない音は同期でPAからテープで出せばよいと。ステージ上にキーボードは必要ないと。それでは良いキーボーディストは出ないですよねえ。
Tay Cher Siangのプレイからは坂本龍一的フレーズも聞こえて来ました。やはり教授の残したオリエンタルな香りってのはアジアにとてつもない影響力をもたらしたのではないか。
<プロとしての振る舞い>
リーダーでもあるGの三好さんは失礼ながら初めて聞いた方でしたが、久々プロフェッショナルギタリストの振る舞いを見せてもらった気がします。曲の始まる寸前まで、あるいはトレモロを使った後は必ずギターチューニングしている姿に「ああ日本のミュージャンだなあ(プロミュージシャンだなあ)」としみじみ。タイではそこまでシビアな人には出会わないのでw。
3本のギターを使用したのですが、ギブソンの箱物ジャズギターとエレガットがすごく良い音がしていました。
<それでもヴォーカルの存在が!>
歌なしのコンサートでしたが、各楽器の掛け合いなど、まるで会話したり唄っているかのような楽しさをみせてくれたコンサート。それでも、やっぱり「歌」を聴いてみたいと思いましたね。
歌は大切で、力を持った楽器かと(タイだから余計にそう思うのでしょうか。タイ国民はほんと「歌」が好きですから)。
たとえば、その当地のシンガーをゲストに1曲だけでもヴォーカル曲があれば申し分なし。でも、まあそれはちょっと贅沢なことでしょうか。
なお会場には開演2時間前に行くという気合の入れようだったのですが、そのとき大学生のためにワークショップが開かれていて、そこでのタイの学生との質疑応答、演奏なども面白かったです。
ギターの三好さんのHP日記より
http://sankichi.m78.com/jp/
2008年11月9日
終りましたよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!UNIT ASIA約一ヶ月に渡るアジアツアーも昨日のチェンマイ公演で無事フィナーレを迎える事が出来ました。昨夜のパヤップ大学構内の講堂でのライブは立ち見も出る盛況でありました。学長や先日お食事をご馳走して頂いた総領事横田さんもみえられ、大変に楽しそうにしておられました。とにかく打ち上げは Beer!!!ビールの旨かった事!!後はもうあんまし記憶にありません。とにかく今は無事全公演を終えた喜びと安堵感で一杯です。
「UNIT ASIA」JAZZ CONCERT TOUR
【メンバー】
Musician:
三好“3吉”功郎/Isao Miyoshi (Guitar / Japan),
Koh Mr.Saxman (Saxophone / Thailand)
Tay Cher Siang (Piano / Malaysia),
一本茂樹/ Shigeki Ippon (Bass / Japan)
則竹裕之/Hiroyuki Noritake (Drums / Japan)
10月
●22日(水)/23日(木) シンガポール
Conference Hall (Start 20:00)
*Information: Embassy of Japan in Singapore
Tel; +65-6733-3957
http:www.sg.emb-japan.go.jp
●25日(土)マニラ
Manila(Philippines)
MERK'S CAF (Start 19:30)
*Information: The Japan Foundation, Manila
Tel: +63-2-811-6155〜58
http://www.jfmo.org.ph/
●28日(火)マニラ
Manila(Philippines)
MUSIC MUSEUM (Start 20:00)
*Information: The Japan Foundation, Manila
Tel: +63-2-811-6155〜58
http://www.jfmo.org.ph/
●31日(金) ブルネイ
Bandar Seri Begawan(Brunei)
The Rizqun International Hotel, Sonket Hall
(Start 19:30)
*Information: Embassy of Japan in Brunei
Tel; +673-222-9265
ジャズ、UNIT ASIAがブルネイに上陸
http://geoship.typepad.jp/brunei/2008/11/post-6f53.html
●11月3日(月),4日(火) クアラルンプール
Kuala Lumpur(Malaysia)
Petronas Philharmonic Hall (Start 20:30)
*Information: The Japan Foundation, Kuala Lumpur
Tel.+603-2161-2104
http://www.jfkl.org.my/
最高のライブ!!UNIT ASIA アジアツアー!!(KL公演のレポート)
●11月8日(土) タイ・チェンマイ
Chiang Mai(Thailand)
E.C Court Auditorium in Payap University
*Information: The Japan Foundation, Bangkok
Tel: +662-260-8560〜4
http://www.jfbkk.or.th/
※Koh Mr.Saxmanら参加、間違いなく一流コンサート(タイで想う日々/告知)
チェンマイ公演後、花束贈呈をされ挨拶するユニットアジアのメンバー5名。お疲れ様でした!!
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