チェンマイからパーイ、メーホンソーンへの道、正確には国道107号からメーテン郡メーマライを西に左折し、メーホンソーンへ向かう幹線道路。
この210キロの行程はほんの2年前までは舗装道とはいえ、未整備の場所が多く、崖崩れも何箇所か、アスファルトははがれ、穴が開いた荒れた道路で、幹線道路としてはお粗末でした。
メーマライにパーイ方面行きの大きなバイパス道が出来た、これが整備の始まりだったと想います。ボク自身が2007年5月前後に出会った大規模な補修工事、これはパーイへの最後の一番厳しい峠越えの場所で、この工事が完成した後の07年11月にバイクで走ったときの感激は忘れられないですね。
「ここはタイ北部、いや全てのタイ山間部の中で最高の道だ!」と叫びたくなるほどでした。
そして08年1月、この道を再び走ったのですが、まだ納得できないのかw今度はメーマライ-パーイ間の散発的な場所で補修工事が始まっています。
まるでこれでもか、と言えるような整備の連続。真新しくなっていくアスファルト道はバイクで走っていても最高に気持ちが良く、そして何よりも「安全」「安心」に繋がるのが大きいと想います。

一方ドイ・インタノンからメーチェム、クンユアムへと向かう道は、まさに「取り残された道」。
舗装はあるものの整備が進んでない。たとえば道の一部が崩れても補修のめどが立たない。そのままの状況。分かり易いのはクンユアム側108号から「ひまわり畑(ブアトーン)」で有名な観光地まで進む数キロはしっかり整備された舗装。人が来れば、道路も良くなる。逆なら進まない。工事現場に出くわさないこと。工事現場が無い、というのは、実は整備の目が届いていない証拠なのだ。

現在107号からパーイへの小さな峠では一部片側通行でアスファルトの張替え中ですが、これは5月の雨季が到来する前に次々と完成していくでしょう。今度走るときがまた真新しい道であるということを考えると、現在の片側通行だってそんなに苦にならない。完成が今から待ち遠しい。

パーイからメーホンソーン間も非常に整備が行き届いてます。
下記の写真が象徴こういう場所が今までは野ざらしでした。これはチェンマイ、メーホンソーン両県の共同事業なのか、それともTATなど国としての動きなのかは分かりませんが、タイ北部、このメーホンソーン、チェンマイの道路整備開発は本気です。
インフラづくりはまず道路からスタートする。道路が完成・整備されれば、人とモノは勝手に動き出す。知識として知っている以上に、この進展著しいメーホンソーンの道路整備に、それを実感しています。

皆さんもすばらしい自然と同様、整備された気持ちの良い道路を体感しにタイ北部を訪れて欲しいです。
ご注意*道は素晴らしいですが曲がりくねった道路が続きますので車酔いに弱い方は酔い止め薬を。運転者やバイクには間違いなく楽しい道ですw
パーイとメーホーンソーン間の道路