知ってるようで知らない。今まで前は通り過ぎるだけで中は観たことが無い。
そういう場所がチェンマイで多かったように想い、自分でもかなり好きな部類に入る音楽のお店くらいは「食わず嫌い」にならないようにチェンマイの生演奏を聞けるお店(パブ、ライブハウス)をこの機会に回ってみることにします。

Brasserie(ブラッセリー)
「チェンマイのジミヘン」と呼ばれるギタリスト目当てに行ったのがブラッセリー。
店はステージのある室内とピン川沿いの野外に分かれており、外なら全くライブに感知せず食事も楽しめる(メニューの値段はそれほど高くは無い)。
23時過ぎに入ったときにちょっと汚いレゲエ兄さんの歌声を聞いていたら、ひげの細身のオヤジさんが近づいてきて、タイ語で話しかけて来る。英語で「有名なMr.TUKのライブを見に来た」と言ったらTUK氏本人でした。
24時からの彼のステージはなんと「哀しみの恋人達」でスタート。タイでジェフベック初めて聞いた気がw。
チェンマイのライブハウス・ブラッセリーにてその後続くナンバーも最初のコード、フレーズ、エフェクターの音を聞いただけですぐ分かるロック・クラッシックばかりw。
「クロス・ロード」「ベルボトムブルース」「ホワイトルーム」の3連発。チェンマイのジミヘンならぬエリック・クラプトンじゃん!
最後は来るぞ、来るぞと想ったとおりの「リトル・ウイング」、これは確かにジミヘン・アレンジで、ただMr.TUKはトレモロアームを使わないので、見た目と派手なステージングがジミヘンぽい、という感じ。このリトルウイングで存分に彼のギターテクニックが堪能できます。ライトハンドやネック曲げなど見せ技も多く、まるで日本のハードロック・おたくオヤジのような、こういう人もタイに居るんだなあとしみじみ。アンプも自作? ヴォリュームコントロールも手元でやったり、正しきブルースロックスタイルのギタリスト。まだ知らない日本のチェンマイ・シニア層の方々はカラオケ行くヒマあったらぜひ一度。
このジャンルには熱狂的なファランも多いし(実際、客層の7割は白人)、何よりTUK氏の演奏はハコバンにありがちなルーティンな感じがない。毎晩のステージに魂を込めている、という雰囲気が出ていて、それには感心しました。(ドラムは正直しんどいかも。モタつきが解消されればもっとシャープな演奏に。リズムがホント大事です)
かなり濃厚なギターでお腹いっぱいなので、時期をおいてまた来たいとw

(ブラッセリーの場所/ピン川・ナワラット橋近くRiver Side, Good Viewといったライブレストランの並び)

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