ファーレンヘイトの出番の頃から観客のざわめきが聞こえる。次のパラドックスへの期待感だろう。やはりライブバンドとしての人気はタイ随一。
♪かわいいブンちゃん、から始まるショーはここ1年で出来たスタイル。新鮮さは薄れてはいくが、それに反比例して、着実にバンドとしての技量を上げていく4人が居る。それが楽しい。
ますますパワフルになってきて骨太の音を聞かせるドラムのジョイ。一番の年下だが成長度合いならおそらく彼が一番。ただデカい音!(タイに多い)というだけなく、しなやかさ、切れ味を忘れてないのが良い。
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ヴォーカルのターもレスポール・スタイルのギターで定着したよう。ギター自体にパワーもあるんだろうな。彼のリズム・プレイはパラドックスの重要なパート。
ギターのビッグはパラポンのバンドに参加するなど外部に出たことも良かったのだろう。ギブソンSGを寡黙に着実に弾いていく。
そして、ベースのソン! 彼の変幻自在なプレイスタイルには本当に驚く。以下の写真は親指で弾いている様子。

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ボクもバンド時代、ベースの親指弾きにチャレンジしていたことがあるけど、自分の感情をより細かく音に反映させたい場合、親指を使うとそのニュアンスがより出やすい、という感覚はある。しかし見よう見まねだけではなかなか難しい。日本だと巨匠・細野晴臣氏が親指弾きで有名。
ソンは3フィンガー、そしてピック弾き、チョッパーも織り交ぜて幅広いベースプレイをする。
こういう変態コスチュームに目を奪われがちだが、彼のプレイ、かなり手堅いのだ。というか単純に上手い。

シンプルなロックンロールにサービス精神満点のハチャメチャ・ステージ。個人的にはパラドックスはタイで最も世界進出に向いたバンド、と想っている。

於)2007年11月11日(日)インパクト・チャレンジャーホール stage1 14:00〜

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