ランナー・カミン、再びタイフェスのステージへ!
4組のアーティストが登場して合計2時間のステージを繰り広げたGMMグラミーコンサート。
この、大阪にしては(失礼!)異様にビッグネームの揃ったコンサートの最大の心配事は、4人全員がカラオケバックに歌うとなったらどうしよう、ということだった。
この心配は見事に吹き飛び、4リズム(G,B,Key,Ds)の生バンドが通しで演奏してくれたことに大いに感動。つまり4組でしっかりタイでリハをして来日してくれた証。
これが3番目に出たタイ・タナーウットのベストアクトに繋がったし、結果としてタイフェス大阪史上最高のコンサートになった要因でしょう。

1aanトップバッターは、ある意味今回の4人の中で最もタイらしいリズム演歌、ノリノリなルークトゥンやモーラムを披露してくれたアーン・ザ・スター。
アーンfromザ・スターというのが意味的には正しいのかな? タイではここ数年「スター誕生」のようなオーディション番組・企画がウヨウヨでてきてあまり把握できていないのですが、今回のアーンもそんな流れでthe starからデビューした一人、多分ねw。
白いジャケにジーパンというとてもラフな服装。もう少しサービスしてくれても?と想っていたら後半はタンクトップでキュートに。
大阪(天王寺界隈?)のオヤジたちがヤンヤの声援。

続いて、2年前の東京・代々木タイフェスにも参加したランナー・カミンが登場。
ボクは彼女のコンサート見るのは通算4度目くらいと想うのですが、コンディションはイマイチ良くなかったかと。ただ気合は入ってました。ちょっと過剰なほど

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コンサートは♪サワディージャーオでスタート。チェンマイではカーではなく、ジャーオと語尾が変わる。タイの関西弁?みたいなものかな。だとすれば大阪にピッタリ!?
ランナーのスタイルはちょっと変わったいつもの(お色気一切抜きの)パンツルックだけど、彼女、フツーの洋服とかドレスとか着たらどんなふうになるのだろう? 一度見てみたい。
ランナー自身のナンバーに徹底的に盛り上がれる曲が無いので、コンサートのそういう場面では(前日やったという)BIG ASSやSilly Foolsのナンバーを普通に歌いますが、今回の♪ヤーク・ロン・ダンダンにはびっくり。そこまでサービスするか、といった印象。
Keyの問題もあるだろうけどこの曲に関しては本家Palmyの方が上かな(ゴメンね、ランナー)。

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最高に盛り上がったのが必殺シリー2連発。♪ナムラーイと♪ジ・ジャ
息を切らし、汗を流し絶叫するランナーにちょっとびっくり。でもこの人アルヴィル・ラビーンとか好きらしいので満更でもないのでしょう。(でも彼女のカラーではない)
最後はしっとりとwarmな雰囲気で♪ワイジャイ・ダイ・ガー
(しっかりメモをとったわけではないですけど)最新3rdアルバムHappy Tripからの披露は1曲もなし。
コアなファンを中心に評判の良い作品にも関わらず……です。
ヒット曲があることは興行ではとても大事なこと。しかし、最初と最後が1stアルバムの曲で占めなければならないのは、ランナーの次への目標がはっきりと出ています。
稀有な才能として今後も応援していきますよ!

2007年9月30日(日)大阪天王寺公園・野外ステージにて

5tuten

ランナーの後ろに見えるライトアップされた通天閣が大阪らしくて二重丸。