3枚目はソロ名義?
endorphine3rd115前作より1年半、Da endorphineとのクレジットも、ダーのSOLOアルバム?なんて注釈はマイペンライ。ダーが歌えば全てエンドルフィン、通算3枚目のオリジナル・アルバム。アレンジの質向上はともかく今回もダーのVocalistとしての天性の才能が弾ける、老若男女、どなたにでも安心してオススメできるT-POPな一枚(全10曲39分・2007年1月発売)。
1stで「バンドとして売り出す必然が無い」と評したら、逆に2ndでバンドっぽさが出てきて、でもダーは個人名でオムニバスに参加したり、昨年暮れには「エンドル解散?」との情報が流れて……で、結局3rdでは、めでたく最初のボクの「評」に帰結したって、余計な心配しすぎましたかねw?ボクは最初からダーのヴォーカリストとしての才能に注目していただけですから。

本作は軽快なアゴギのカッティングからスタート、このパターンは1stと同じ。
M-2は現在タイ国内でガンガン掛かりまくっている大ヒットチューン。サビは多分「ヤーク・ミー・コン・ピセ」って歌ってるのかな? 特別な人……切ないラブソングなのでしょう。
M-3がダーのロック・ヴォーカリストとしての才能が見えて個人的には一番好きなナンバー。なんか、勇気出てきますよね。
中盤部でダレてくるのはT-POPアルバムにはありがちですが、M-7のポップなギターカッティングやM-9の聞き応えのあるダーの歌声に助けられて一気に聴ける40分。

アレンジのワンパターンさは「手抜き」とまでは言いませんが、もっともっとダーの歌声とタイマンで勝負して欲しいです。ブラスやストリングス、ピアノなど多彩なアレンジでアルバムのトータルクオリティ向上を。ダーほどの素材ならそれこそR&BだろうがHard RockだろうがJAZZだろうが、そのヴァリエーションは限りなく広がると想いますので。

と偉そうに文句を言いつつも、歌の精を味方につけた天性のヴォーカリスト・ダーの歌声をたっぷり楽しめる一枚であることは確か。
どなたにでもオススメです


関連記事:
・この新譜発売直後のライブレポート:
Da Endorphine live at CHIANGMAI 100 ROCK FESTIVAL 2007

・1st ALBUM Phrik(唐辛子/2004年6月発売)

・2nd ALBUM Sak-ga-wa-49(a form of poetry 49/2005年10月発売)

SLEEPLESS SOCIETY 2 (Various Artists)