急遽得た新聞情報をもとに自らバイクで場所を探し、たどり着いたマリワナ・コンサート。
パブ敷地内に特設ステージを作った野外スタイル。ステージすぐ後ろが普通のアパート(住人もたまったものじゃないw)。
何でここでマリワナ?という環境でたっぷり2時間半、ボクがタイ最高のヴォーカリストと信じるカターウット・トンタイの歌声を堪能。
mariwanafull
04年5月バンコク・ラチャダー・ポオクンパオ、05年2月チェンマイ・タワンデーン、以来ボクにとってはおよそ2年ぶり3度目のカターウット・トンタイ率いるマリワナのLIVE観戦。これまでではダントツ小さいプアチーウイット・パブは今回初めての場所(チケットは4人1テーブル1000バーツ)。

ステージには10名にも及ぶメンバー(これだけの人数、食わせていくの大変だろうなあw)。最初の1時間でセーング・ジャンなど代表曲を惜しげもなく披露。
その後カターウットはステージをバンドに任せ、2回休憩に入るんですが、休む間もなくファンからのサイン責め。即売中の200バーツのマリワナTシャツの売り文句は「買えばサインしてもらえるぞ」ですからw。カターウットはひたすらサインとファンとの写真撮影。Musicianも大変です。ボクは黒のTシャツを買い、名作4thプアンペーと最新バーンバイにサインをもらいました。

mariwnaguitar
バンドメンバーでダントツ格好イイのは白いテレキャスを操るロンゲのギタリスト。
2年前に観たときよりも一段とロック的なたたずまい、弾き出すギターフレーズひとつひとつがシブい。「ロックしてるわ、上手いなあ」と何度も感心w。今ロックっていうと短いズボンはいちゃったりしますからね。違うんだよなあ、そいいうのw。リンキンとかリンプとかの世代になるとね。でも誰が見てもジミヘンはカッコいいでしょ? 
このギタリストの雰囲気に近い人をタイで探すとすると元PAUSE、現在シップローのギターやってる人ぐらいですかね。タイのロック世代って90年半ばのオルタナをベースにやってる人が殆ど。ブルースやR&B派は少数派です。

ですからマリワナのステージ見て、それこそロングステイヤーの人でも気に入る人居ると想うんですけどねw。いまやシニアも十分ロック世代ですから。プアチーウイットはカラバオもいいですけど、ぜひマリワナも。

終盤にメンバー紹介があったのですが、その出身県が見事に南ばかり
ナコン・シータマラート、スラタニー、ソンクラー、プーケット……。そういえばプーケットに住んでいた頃マリワナのカバーやってる大型パブに良く通ったなあ、などと懐かしく思い出したり。お客さんの多くも南部からチェンマイに仕事に来ている人たちかもしれません。顔や肌が濃かったですし。

このプロフィールを見るとマリワナは完全な南部のバンドのようで、ボクも彼らのこと知っているようで知って居なかったかな、と反省です。初期アルバムなどもう一度聞きなおし必要か。

今回は正直落ち着きの無い環境だったので、まずはもう一度CDを聞き直し、そして改めてステージをじっくり見に来よう!と想いました。
やっぱり現場に出て音楽を聴いていないといけません! 街へ出よう!
[2006年12月15日(金)21:50-24:15 チェンマイ市・ガーングルアイ51にて]

以前の記事:
・マリワナ最新CD「バーン・バイ(2006)」アルバム評

・カラバオだけがプアチウィットじゃない!その名はマリワナ タイのWorld Musicがそこに!(13/SEP/2004)