おかえり、Palmy
palmy32004年3月に特別編集盤で日本デビュー後、春と秋に来日公演。T-POP旋風は彼女から始まった……とのリードを期待するも、その後完全に沈黙。
そして、先ごろ突然復活したパーミーの3rd。弥が上にも期待は高まります。あっという間に駆け抜ける全10曲36分(2006年6月発売)。
今回メディア先行チューン曲など一切前情報無しで聞きました。
M-1は You can't hurry love(恋はあせらず)のリズムタイプ。
「良いではないですか、こういうのも。今回はPalmyを(ダイアナロス&)シュープリームスで料理してみました」との期待も(M-2が若干その匂いを残すも)モータウンへのアプローチはここでEND。
1発で彼女と分かる、その声は良いですよね、独特の歌いまわしとハスキーヴォイス。
ALはM-4あたりから少々「流れ」始めるので、曲順など気にかけて頂けるとありがたい気が。M-1などダレ始めるAL中間部に位置しても良いと想うのですけど。基本的にT-POPは飛ばしすぎでガソリンが最後まで持たないAL多いですね。
全体的にはもっと元気ある曲があっても良いかな、という印象です。新境地はM-1のみかと。M-9はいまどきのバンドマンが作ったのでしょうか、アレンジが突如、別世界になります。
そして、最後まで聞くと特筆すべき点が。このAL、Fade Outが1曲も無いんです。つまり、このオケがそのままLiveで使え、全曲クリック即対応(ドラマーが終始ヘッドホン)?というのは、うがった見方でしょうか。
palmy1stPalmy(1st/2001年12月発売)

で、ふいに1st聞き直してみたんですが、楽曲といい、アレンジのアイディア、ヴァリエーションといい1stの完成度の高さを見直しました。じゃ、Palmyのこの数年間ってw?
palmy2Stay(2nd/2003年7月発売)

P.S.
細かくて恐縮なんですが、今回のM-1♪Tick Tockなんですけど、shakerがシャカシャカ先に出てくるんですけど、これドラムと同時ドンでスタートさせた方がカッコ良くないですか? あとPalmyに掛け声出させるとか……アレンジャーさんに「そうは思わない」って言われたらそれまでですけどw。やっぱりアレンジの基本にクリックでのLIVE再現が念頭にあるのでは? そんな想いに個人的に駆られてしまったのでしたw。

Palmy、チェンマイでもLiveやって頂戴ね