タイのロックな良心、TAXIを改めてご紹介
4+12001年デビューから律儀なほど1年に1枚のペースでオリジナルALを発表しているタクシー。遅ればせながら最新作4+1(2005年11月発売5th AL・写真)を全曲聞き込んだので、この機会に彼らのディスコグラフィーを。
有象無象が増えだしたタイPOP、ROCK界で彼らのような「いいバンド」の存在は一層貴重になってきているように想いますが。

メンバーは不動の4人。5th AL4+1のジャケで左からGuitar.PAM、Bass.AEK、Vocal&G.KOB、Dr.AO。
ヴォーカル・ゴップハスキーで印象に残る歌唱力、圧倒的な声の説得力は何よりこのバンドの大きな武器、そして個人的にはタイのバンドギタリストで一番好きなギターのペェム。彼のバッキングのフレージングのsteadyさ、多彩さはタイ随一。目立たずセンス良くしっかりと歌をサポートし、楽曲に幅を持たせる。また、このバンドの強みはゴップがステージでエレキと生の2本のギターを上手く使い分けて、Liveサウンドに幅を持たせることでしょう。意外とギター2本のバンド内棲み分けってアレンジの面でも難しいのです(単にカッティング担当、リード担当という単純なモノではない)。よって、このバンドだけは(タイではごく日常化している)クリックの仕様は皆無、実に生っぽい伝統的Rock Liveサウンドがステージで聞けます。

taxi1stTAXI (2001年発売1st)
一度聞いたら忘れられない「ナニナニナー!」と叫んで始まるデビュー作からTAXI節は既に完成済

t-2000T-0002 (2002年発売2nd)
年末発売のグラミーベストにはバラードのM-6 Krod Mai Longが選出。一発録り風のWildな曲が多い。


fulloptionFull Option (2003年発売3rd)
大ヒットした♪Kid Thung Chan Mai Waylaa Tii Thoe...を含む3rdは最高傑作、T-Rockの中でも名盤に残るであろう1枚。

Perd Patun (2003年発売、アコースティックでのセルフカバーベストAL) 聞かせどころ満杯のベスト、全て新録音なので新鮮な響き。

タクシー25482548 (2004年発売4th)
4、5thと近作はやや楽曲が一本調子、同じ編成のアレンジが続くとやや間延びするきらいがありますが、一つ一つの曲の質は高い。曲選、曲順に起伏を出してもらえればよりベターかと。

次作は(時間がかかっても良いから)バンドサウンドから飛躍して、たとえばピアノなどを入れた新アレンジに挑戦したらどうでしょうか。きっと名曲を書いてくれると想うんですよ、TAXIなら。
P.S.実は最新ALは人に借りて聞いたモノ。ジャケはいただけませんよね(いわゆるひとつの手○き)。でも今回聞き込んで改めて自分で購入することにしました。そう、良いアルバム、良いバンドの音はしっかりCDで持っていたいですよね!

資料:浪花節だぜ、Rockは。TAXIの魅力(2004年に書いたレポート)